サンフランシスコの地方裁判所では、ユーザーグループからの「フォードが16年も前からイグニション・スイッチに欠陥がありエンストの原因になるのに隠してきた」という訴えを認め、およそ200万台という大量のリコールを求める構え。
フォードでは控訴の予定だが、200万台という前代未聞のリコールにフォードの評判はガタ落ち。先日来のファイアスト−ン製タイヤの欠陥についてもフォードの企業としての対応に問題あり、と非難する消費者は増えている。
あるマ−ケティング・リサーチ会社によるとフォードを「良い会社だと思う」と考える消費者は8月20日の時点では70%だったものが、9月1日現在では42%に急落していることが判明。株価も一気に20%以上下落した。世界一の自動車メーカーを狙うフォードにとっては痛手となりそう。