【変わった!! 新型『カローラ』 Vol. 8】デザイン、小技も効いてる

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【変わった!! 新型『カローラ』 Vol. 8】デザイン、小技も効いてる
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最近はどのメーカーも開発期間の短縮が大きなテーマだが、大きく変わった新型『カローラ』も開発期間2年とちょっとという極めて短期間で開発されたという。それだけに苦労も絶えなかったとトヨタ第2デザイン部の糸賀主担当員は言う。

「初期案は実はこれよりももっとコンサバなデザインだったんです。それでボツになって、このデザインを通そうと思ったんですが初期案の技術設計だとエンジンが入らないんです。それで設計と掛け合って全面的に変えましたが、1年かかっていたのを数カ月で取り戻しましたよ」と糸賀主担当員は笑う。どうも今回は“カローラらしい”というデザインをするだけでボツになっていたのだとか。「カローラという名前も変えるかどうか最後まで議論していた程」だという。

それほどまでに変えることを徹底しているにも関わらず、グリルにはなぜかこれまでのカローラに見られたような複雑な模様がある。これを質問したところ、「新型といっても、これまでのカローラユーザーにも訴えかけねばなりません。それがこの部分です」という答えが返ってきた。

この他にもこれまでのセダンから乗り換えても違和感のないようデザインされた部分が多々ある。ウインドウを狭くしながらこの背の高いシルエットを違和感なく個性的なものとするために、ボディ下部に折れ面を入れぐるっと一周させることでボディ全体を間延びすることなく、締まりあるデザインにしてある。これも狙いなのだという。

まさに近年の自動車デザインのトレンドを確実に取り入れ、正当な手段でまとめあげた今回のカローラ。いろいろなものに似ているという批判もあるだろうが、この値段でこのクオリティの製品は今のところ日本にはこの一台しかないだろう。

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