GMは、2004年からディーゼル+電気ハイブリッド駆動のフルサイズ・ピックアップを生産するという。副会長のハリー・ピアスが2日の会見で明らかにした。また年内にも、アリソン・トランスミッション事業部から、バス用のハイブリッド・パワートレインのデリバリーを開始する、とも発表した。
「アメリカの7大都市で1万3000台の路線バスが走っている。これらのバスをGMのハイブリッドに置き換えれば、年間1億5000万リットルのディーゼル燃料を節約できる。これは58万4000台の小型車をハイブリッド駆動にしたことになる」とピアス。
ピックアップでは、人気のシボレー『シルバラード』やGMC『シエラ』に採用され、現在と同じ最高性能を、15%省エネで達成できるという。今年中に、ハイブリッド・ピックアップ・フリートのテスト使用が、アメリカ国内のいくつかの都市で始まる予定だ。
ハイブリッド・バスのパワートレインはアリソンが開発した。従来のディーゼル駆動路線バスと比べて燃費を50%低減できるという。