韓国の大宇(デーウ)自動車の買収に名乗りを上げながら、ダイムラー・クライスラーにさらわれてしまったGMとフォード。しかし世界一のメーカーを目指してアジアでの拠点を広げたい両社にとって、いまだにアジアの小型車メーカーは喉から手が出る程欲しい存在だ。そこで今度はマレーシアのプロトン社が両社の狙うところとなっている。プロトンは現在三菱自動車が株式の16%を保有しているが、売りに出される可能性が大きい。大宇ほどの規模はないが、東南アジアの拠点としては手ごろなサイズであり、GMとフォードが買収に意欲を示していると言われる。ただし具体的な買収話はまだ浮上していない。GM、フォードともに今度は他社に取られるわけにはいかない買収だけに、慎重な動きをとっているようだ。
【調査レポート】米国におけるモビリティ市場調査~主要動向・プレイヤーおよびトランプ政権下における通商政策・環境規制~ 2025年9月1日 本レポートは、米国由来の主要プレイヤーを多角的に分析。GM、F…