運輸省の諮問機関である運輸政策審議会環境小委員会は、21世紀初頭に開発・普及が見込まれる「グリーン自動車」と呼ばれる環境自動車の仕様に、CNG(圧縮天然ガス)車、DME(ジメチルエーテル)車、ハイブリッド車、LPG(液化石油ガス)車、LNG(液化天然ガス)車、燃料電池車の6車種の採用を決定した。大型車にはDME車、乗用車なら燃料電池車など、普及・開発が容易かつ有力なものが選択の要因となった。
しかし、環境自動車6車種の中には、従来から「低公害車4兄弟」と呼ばれてきたグループに含まれていた電気自動車、メタノール車が落選、普及は困難と判定された。これまで、普及を図るため、購入に補助金の支給がされていたが、今後はそれが見直される可能性も出てきた。