スバル(富士重工業)の日本本社がイギリスのパフォ−マンスカ−・ファンをがっかりさせている。次期『インプレッサWRX』のヨ−ロッパ仕様の導入を認めないからだ。
イギリスのスバル・インポーター、IMグル−プが「現行インプレッサWRXのイギリスでの人気を考慮して、スバルに次期WRXのヨ−ロッパ導入を依頼した」と発表したので、ファンの期待感は高まっていた。現行WRXもヨーロッパでは型式認証を得ておらず、イギリスへは並行輸入によって、あるいは“グレー・マーケット”を通じて新車・中古車が輸入されている。
このためIMグループでは、スバルのWRC活動に協力しているチューナーのプロドライブに依頼して、WRXヨーロッパ仕様ともいうべき『P1』をプロデュ−スしている。数カ月前までIMグループからは“オフィシャル”WRX導入の希望的観測が聞かれていたのだが、今はグレー・マーケットの魔の手が迫りつつあるようだ。