アメリカ政府は、粒子状物質(PM)を現行の規制よりも90%低減するなどの大型トラック、大型バスのディーゼル規制を発表した。
2007年から2010年まで、段階的にPMを90%低減するほか、窒素酸化物も95%低減する。石油業界に対しても軽油に含まれる硫黄分の含有量を2006年までに500ppmから、一気に15ppmに規制するというもの。
ディーゼル対策では日本で石原都知事が都内を走行するディーゼル車へのDPF装着義務付けを打ち出して注目を集めているが、米政府が打ち出した規制はもっと過激な内容。しかも政府が実施するので、法制化は確実で、今後の石油業界、自動車メーカーの対応が注目される。