ここがムズカシイ!……メ-カ-共同でフロントガラスをリサイクル

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板硝子協会は、日本自動車工業会と共同で、自動車ガラスの再生利用に向けた実証試験を本格展開する。

98年と99年に小規模で行った回収・再生試験の結果、使用済み自動車(廃車)のガラスをガラス原料として再利用できる可能性が確認されたため、年内にも、旭硝子、日本板硝子、セントラル硝子の国内ガラス3社にて実証試験を行う。

今年からは、ガラス飛散防止の中間膜フィルムが挟み込まれている為にリサイクルが最も難しいとされるフロントガラスも対象となり、すでに自工会では解体事業者などに協力を求め、ガラス回収を行っている。

自動車ガラスは乗用車1台に20〜40kg前後使用されており、1999年に廃棄された自動車ガラスは推定13万t。しかし、廃車の際にはほとんどがシュレッダダストとして埋め立て処理されている。

自動車業界では2002年末を目標に新型車のリサイクル可能率を90%以上に引き上げる自主行動計画を策定している為、自動車ガラスのリサイクルは業界の至上命令となっている。

《高木啓》

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