クルマの運転の仕方は人それぞれ。乱暴に運転する人もいれば慎重な人もいる。こうしたすべてのドライバーが、自分のドライブスタイルをクルマに設定し、それにふさわしい対応をクルマに求めることができる、というソフトウェアがダイムラークライスラーによって開発された。
このコンピュータソフトはドライバーのアクセル、ブレーキ、ステアリングなどの習慣を読み取り、一定のドライブパターンに分析する。そしてそうしたドライバー個々のスタイルをエンジン、トランスミッションなどにコンマ数秒で送信し、クルマのメカニズムにドライバーのスタイルに応じた反応を促す、というもの。
しかもこのソフトはフリーウェイか市街地の走行か、などのドライビング・コンディションも認識することができるという。この結果乗り心地はよく、燃費も向上し、自動車の寿命を伸ばすという効果が得られる。
市販化あるいはこのソフトウェアをクルマにどのように組み込むか、などのスケジュールは公表されていないが、もし現実のものとなればクルマを個々のドライバーが運転するだけでカスタム化できる、という夢のような話である。