ディーゼル車、将来肺ガン患者の1割を殺す---という推計

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結核予防会結核研究所は、ディーゼル車が排出源となっている微粒子(DEP)を長期間吸引すると結核菌に対する抵抗力を弱めることを確認した。さらに、同研究所は2020年には肺ガン死者総数の1割以上が、ディーゼル車から排出されるDEPが原因と推計している。

DEPはこれまで、健康被害との因果関係が明確になっていなかった。尼崎公害訴訟の神戸地裁判決では、DEPの1つであるSPM(浮遊粒子状物質)と健康被害との因果関係が認められた。今回、同研究所が結核への抵抗力低下や肺ガンに関係する研究結果をまとめたことで、ディーゼル車に対する規制が益々強化される可能性がでてきた。

《レスポンス編集部》

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