「充実したドレスアップアイテム、こだわりアクセサリーをそろえています。『bB』のユーザーは、ベース車にマイチョスのカスタマイズを加えて乗っていただきたい」と語るのはトヨタ自動車アフターマーケット部の高木純一氏。
「本カタログの最後の方のページに、トヨタの提案として『CAL LOOK』と『Super V』というカスタム例の写真があります。これらを構成するパーツ、その他のアイテムをすべて単品で選べるよう用品カタログも力を入れています。そしてさらに、ネッツ店では、アルテッァ以来、ドレスアップパーツを販売しているサードパーティのメーカーさんの商品も選んでいただけるようなパーツカタログをを作っています。トヨタだけがつくるよりも多様な商品を提供していただき、結果的にベース車が売れてくれればうれしいのです」(同)
カタログで選んだパーツは、ディーラーで取り付けてもらえるのですか?
「ええ、もし新車購入時に選んでいただければ取り付けまで行って納車いたします。クルマとパーツ含めた総額をローンでお支払いしていただくことも可能です」(同)
なるほど、サードパーティの時代に敏感なところを取り込む戦法は合理的ですね。私は高付加価値のドレスアップパーツをトヨタ自身(モデリスタ含む)で独占したいのだと思ってました。エアロパーツって以上に高いですよね。フロントバンパー9万円とか。
「エアロパーツは型代にコストがかかるんです。個性を主張するパーツなのでそんなに多くは売れません。だから型代を少ない個数で割らなければならない・・・。けっして儲けようとして高い値段がついているわけではないのです」(同)
納得しました。
「今の流行はとても速くて期間が短い。しかし、クルマの開発にはどんなに急いでも何年もかかる。そして、一度作ったクルマは何年も売り続けなければなりません。そこで、こういうアフターパーツで流行を敏感に反映してゆければベース車の魅力も長続きすると思っています」(同)
つまり、用品カタログを季節ごとに改訂すれば、マイナーチェンジを季節ごとにすることに等しくなるわけだ。