【トヨタ『bB』デビュー!! Vol. 1】男の子のためのミニバン、『bB』発売

自動車 ニューモデル 新型車
【トヨタ『bB』デビュー!!  Vol. 1】男の子のためのミニバン、『bB』発売
  • 【トヨタ『bB』デビュー!!  Vol. 1】男の子のためのミニバン、『bB』発売
  • 【トヨタ『bB』デビュー!!  Vol. 1】男の子のためのミニバン、『bB』発売
  • 【トヨタ『bB』デビュー!!  Vol. 1】男の子のためのミニバン、『bB』発売

トヨタは3日、新型ミニバン『bB』(ビービー)を発売した。同社の『ファンカーゴ』をベースに開発されたもので、20歳代の独身男性をターゲットとしている。同クラスのライバルよりやや大きく、キャビンが広いのもセールスポイントだ。

車名の『bB』は「ブラックボックス」にちなんでおり、その名の通りの箱形のスタイリングや、若者のさまざまなライフスタイルに対応する広い室内や荷室を備えているのが最大の特徴だ。

発表会場で、北川尚人チーフエンジニアは、「若者のモビリティ・ライフを広げるクルマを作るために、若い開発者を集め、彼ら自身が乗りたいと思うようなクルマを作らせました」とコメント。多様なアクセサリーも用意し、「自分で手を加えてゆく楽しさにも配慮した」という。

シャシーは『ファンカーゴ』をベースに開発されており、エンジンや駆動系、サスペンションなどもファンカーゴ用を流用している。全長x全幅x全高はそれぞれ3825x1690x1640mm(FF、Xバージョン除く)で、ファンカーゴよりやや短く、30mm幅広く、やや背が低くなっている。ホイールベースもファンカーゴと同一の2500mmとなっている。

ボクシーなスタイリングを生かして、室内には広い空間を確保されており、リアシートにスライド機構を与えて、後席の乗員もゆったり座れるようにするとともに、クラス最大級の荷室容量を確保して、マウンテンバイクやスノーボードなどのレジャー用品の積みこみにも対応したという。

エンジンは1.3リットル(88ps)と1.5リットル(110ps)の直4DOHC。トランスミッションはコラム式4ATで、いずれもファンカーゴと共通だ。 前ストラット/コイル、後トーションビーム/コイル(4WDはトレーリングアーム/コイル)のサスペンションもファンカーゴと同じもの。駆動方式はFFと4WDが設定されている。なお、衝突安全性能やエミッション・コントロールについても、ヴィッツ、ファンカーゴ並の水準を実現したという。

価格は『1.3S FF』の129.8万円から『1.5Z Xバージョン 4WD』の173.8万円まで。販売はネッツ系列で行われ、月販目標台数は4000台としている。

発表会場で、張 富士夫・トヨタ社長は「トヨタはこれまで、20代の独身男性層を苦手としてきたが、このクルマを始めとして、今後も若者の支持に応えるクルマを積極的に開発してゆく」と語り、「若者路線」を今後も推進してゆく意志を示した。

《》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

教えて!はじめてEV

特集