エアバッグ、ABS、ESPのつぎは? フォード2001年モデルの流行語大賞(予定)は「インターネット」

自動車 テクノロジー ネット

フォードは2001年モデルのクルマの一部に、ボイスコマンド・テレマティック・システムのインターネット接続機能を装備する、と発表した。対象となるクルマは、スタンダードとして装備されるのがリンカーン、オプションとして装備されるのがフォード・フォーカス。

テレマティックによって接続できるのはニュース、株式情報、天気、などを含む、パーソナライズのインターネット情報。もちろんボイスコマンドでフリーハンドでの接続が可能、メール通信などもできる。数年のうちにはフォードブランドのすべてのクルマで利用できるようになる予定だという。

フォードが目指すのは「普通の人々が簡単に装備できる、比較的安価なオートPCシステム」だ。オートPCは普及しつつあるがまだ高価なもの。それを数百万のフォードオーナーすべてが装備できる便利さと価格を提供しようというのである。

今年発表のモデルでは、例えば事故が起きてエアバッグが開いた時、テレマティックが自動的に信号を発信して事故現場を知らせる、緊急事態が起こった場合、ドライバーがボタンひとつで警察に通報できる、道に迷った、タイヤがパンクした、という場合にはロードサイドアシスタンスが受けられる、などの機能もついている。

将来的にはサテライトラジオの受信、マルチメディア、ユーザーのラップトップコンピュータとの互換、盗難防止などのアイテムも加わる予定で、自動車とインターネットは急速に切り離せないものとなりそうだ。

《Sachiko Hijikata, US editor》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集