産油国の思惑は? ガソリン価格上昇に際限なし

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ガソリン価格の上昇がつづいている。通産省がまとめた99年11月の商業販売統計によると、ガソリンスタンドの燃料小売販売額が前の年の同じ月にくらべて3.5%の増加と、3カ月連続のプラスになったもの。

ガソリン価格は、産油国による石油生産の引きしめの影響で小売価格が98年春ごろからあがりつづけている。レギュラーガソリンの99年11月の価格は、98年11月の全国平均価格で98円と前の年の同じ月にくらべ6円高い。またハイオクガソリンも同様に4円高い110円となっているという。

産油国がこのまま生産の引きしめを続ければガソリン価格はさらに上昇することになろうが、これらの国々がふたたび増産にふみきればガソリン価格は下がることが確実だ。とはいえ、先ゆきは不透明で自動車ユーザーにとってしばらくは経済運転を心がけなくてはならない状況がつづきそうだ。

《編集部》

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