欧州で12月中ごろ生産分から標準装備されるESPは、最後の砦としてドライバーをバックアップしている。このシステムは、メルセデスベンツやトヨタが採用しているものと基本的に同一だ。しかもドライバーの判断で、スイッチを切ることもできる。おなじ左ハンドルを輸入する日本市場向けのクルマがどのようになるか、購入予定者は要チェックだ。 アウディは、これから数週間の間に、すでにデリバリーが行われた4万のユーザーに連絡をとり、回収/無償で変更をおこなうという。しかしその4万台には、残念ながらESPを取り付けることはできない。もしユーザーが希望すれば、仕様変更をしないで乗り続けることもできる。 アウディはこの回収プログラムにどのくらいのコストがかかるか明言しないが、あるドイツのメディアによると6千万ドイツマルク(約42億円)が必要となるようだ。この事件が、ワールドワイドの行われているTTのセールスにどのような影響を及ぼすかについては、なんともいえないが、アウディは計画に変更はまったくないとコメントしている。 |
【アウディTT改良型インプレ vol. 4】回収騒ぎでアウディは42億円の出費を強いられる!?
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