
【春闘05】トヨタの賃金交渉、ベアは見送りだが
トヨタ自動車の2005年春季賃金交渉は、3年連続でベースアップ要求が見送られることとなった。ただ、定期昇給に相当する「賃金制度維持分」が引き上げられるほか、年間一時金も過去最高となる見込みで、連結純利益が1兆円を突破する同社の業績が反映される。

【新聞ウォッチ】来春闘「賃下げはない」と奥田経団連会長が見通し
奥田碩・日本経団連会長(トヨタ自動車会長)は定例会見で、来春闘の見通しについて触れ、「個人的な考えだが、賃下げは出てこないと思う」と述べ、ベースダウンを強く打ち出しきたこれまでの春闘とは経営環境が異なるとの認識を示した。

【春闘】ゴーンマジック!!…満額回答へ
日産自動車は、春闘の集中回答日となった17日、経営側が賃金引上げ、一時金ともに労働組合側の要求を満額回答し、妥結した(既報)。

【春闘】ホンダとトヨタの一時金の差が拡大
自動車メーカーの2004年春闘交渉は、一時金で大半の企業が満額回答となったが、支給額ベースでは今年もホンダがトヨタ自動車を上回る決着となった。ホンダの方が組合員の平均年齢が2.5歳高いという事情があるものの、その差は昨年より拡大している。

【春闘】宗国旨英自工会会長がコメント
日本自動車工業会の宗国旨英会長は17日、同日一斉に回答日を迎えた自動車メーカーの春闘について「賃金などの労働条件を統一的に引き上げる交渉の場から大きく変革したものと理解している」とのコメントを発表した。

【春闘】三菱自、三菱ふそうで年間60万円の差
三菱ふそうトラック・バスは、今春闘で労働組合からの年間一時金要求5.2カ月に対して5.0カ月プラスアルファを回答して妥結した。乗用車部門の三菱自動車の年間一時金は3.0カ月で妥結しており、大きな格差となった。

【春闘】ヤマハ労組ショック!!---ベアゼロ回答
ヤマハ発動機の経営側は、労働組合がベア(ベースアップ)1000円を要求したのに対してベアゼロを回答した。コスト競争力を強化するため。同様にベアを要求した日産自動車は満額回答しており、明暗を分けた。年間一時金は過去最高額を満額回答した。

【春闘】軽販売好調のダイハツは3年ぶりの満額
軽自動車の国内販売で首位スズキを追い上げているダイハツ工業は、年間一時金が5.5カ月の要求に対し、満額の回答となった。同社の一時金の満額回答は2001年春闘以来、3年ぶり。

【春闘】日産はベア含む賃上げも満額
自動車各社の2004年春闘交渉は17日午前から回答が始まり、日産自動車は年間一時金(要求6.0カ月)のほか、1000円のベースアップ(ベア)相当額を含む7000円の賃上げについても会社側が満額回答した。

【新聞ウォッチ】ホンダ春闘、満額ではないが過去最高……6.55カ月
春闘交渉が大詰めを迎えているが、ホンダの経営側は、年間一時金を過去最高の6.55カ月と回答することを決め、労組側に通告したと発表。組合要求の6.6カ月の満額ではなかったものの、これまで最高だった昨年実績の6.4カ月を上回る。