F1に様々なルール変更を導入したFIAのマックス・モズレー会長がオーストラリアGPについての感想を語った。ロンドンの自宅でテレビ観戦したというモズレーは、「天気が重要な役割を果たしていたとしても、新たなフォーマットもそれなりに成果を出したと思う」とコメント。
開幕戦から双方向のテレメトリーシステムが禁止される。これはマシン側からピットに向けてのデータ送信はとりあえず許された格好だが、ピットからマシンに向けての遠隔操作が禁止された格好になる。
シングルカーアタックとなる土曜日の予選が終了すると、マシンは車両保管所に置かれる。昨年まではチームは予選専用のセッティングをマシンに施していたが、今年からは保管されたマシンはリストに定められた整備以外は、一切禁止、給油すらできなくなった。
今年から始まるF1の新予選はシングルカーアタックとなる。金曜日は昨年のチャンピオンシップ順(開幕戦の出走順はミハエル・シューマッハから)となり、土曜日の予選走行順を決める事になる。本番の予選は土曜日の午後から始まる。
FIAのマックス・モズレー会長が燃料補給に関する新レギュレーションも検討していることを明らかにした。予選後に残っている燃料そのままの残量で決勝のスタートをしなければならず、軽い燃料で予選に挑めば、かなり早い段階でピットに入らなければならない。
今シーズンから導入される新レギュレーションにより、グランプリウィークエンドの予定に若干の変更が加えられることになる。その最終案が明らかになった。チーム側はまだ決勝前の15分ウォームアップをキープするかどうか結論を出していないこともあり、今後まだ変更される可能性もある。
2006年までグランプリ開催契約の残っているオーストリアGPが今年いっぱいで消滅することをバーニー・エクレストンが明らかにした。「責任はタバコ広告禁止推進に同意したオーストリアの厚生大臣にある」
スイスで新車発表会に臨んだルノーのパトリック・フォール・チェアマンが新ルールを受けて数チームがF1撤退する可能性があると警鐘を鳴らした。特にエンジンに関する新レギュレーションは受け入れることが困難だという。
FIAが2003シーズンからの競争力アップ、経費削減のための改革案を明らかにした。ヒースロー空港ホテルでチーム代表らを集めた会合を開いたFIAは、「過去12カ月の間に2チームが姿を消したにも関わらず、経費を節約するための策が何ら講じられていない」として2003年以降段階的に導入される新レギュレーションを発表した。
先月期日内にエントリー申請を済ませたことを発表したアロウズだが、残念ながら来季の参戦はなくなった。FIAは「2003年チャンピオンシップ参戦への申請はアロウズ・グランプリ・インターナショナルから受け取っているが、理由があって却下された。その理由はすでにアロウズ・チームに通達してある」と発表。
FIAは2日、2003年シーズンF1エントリーリストを発表した。02年、ジョーダンに在籍した佐藤琢磨の名前は見られず、ドライバー未定と発表された。ほかにアロウズが参加せず、来シーズンは10チーム20台で争われる。
財政難が噂されるジョーダン。先日メインスポンサーであったドイッチェ・ポストの撤退が発表され、またマックス・モズレーFIA会長が「さらなるチームがレースに参戦できなくなるかも」と発言したため、ジョーダンの今後が心配されている。
アロウズが2003シーズンにエントリー申請を行ったと発表した。チームのスポークスマンはエントリー期限である11月15日に「我々はエントリーした。申請は無事に終了した」とコメント。
来年からタバコ広告が全面禁止となるため、2003年カレンダーから姿を消したベルギーGP。しかしすでに伝統あるスパでの自国グランプリを復活させるため、タバコ広告禁止が延期させる可能性が出てきた。
先週、来季に向けて多くの改革案が可決されたF1界だが、バーニー・エクレストンはF1が退屈になった責任はフェラーリにあると非難している。「最大の問題点は、見ている側が勝負がすでについていると感じていることだ」と。