クライスラーがデトロイトで発表したミッドエンジン、クワッドターボ、V12の『ME4-12』(フォートゥエルブ)は、クライスラーの「隠し玉」としてデトロイトオートショーの中でも最も注目を集めたクルマとなった。
スーパーカーブーム到来か? ロサンゼルスショーでポルシェ『カレラGT』、フォード『GT』とスーパーカーの発表が相次いだが、デトロイトではクライスラーが『ME4-12』(フォートゥエルブ)を発表した。
ダイムラークライスラー日本は、2003年10−12月期の販売実績を発表した。ブランド別ではメルセデスベンツの乗用車、商用車とジープは好調だったがスマート、クライスラーは低迷した。
クライスラーにとんでもない隠し玉があった! 記者発表の事前資料にもなく、地元デトロイトの新聞にも情報がリークされなかったトップシークレット。それが、850馬力のスーパースポーツカー、『MEフォートゥエルブ』だ。
世界最大のプライベートチューニング企業、ブラバス社。ドイツ北部、ボットロップ市を本拠とする彼らは、ダイムラークライスラーとの密接なる関係から、クライスラー用チューニングも手がけている。それが「スターテック」ブランド。
かつて圧倒的優位を誇っていたミニバン王者の座を奪回するために、クライスラーは新世代の『タウン・アンド・カントリー』、ダッジ『キャラバン』の2つの05年モデルミニバンをデトロイトで発表する。
クライスラーからは、久々のリアドライブ・フルサイズセダンとなるクライスラー『300C』とダッジ『マグナム』が登場する。どちらのモデルも、クライスラーのクラシックエンジンである「HemiV8」を使用。
ドイツ製アメリカ車クライスラー『クロスファイア』はステージ上でないせいか、意外と小さな印象を受ける。アメリカのスペシャリティカーについての既成概念は拭わなければならないのかもしれない。
アメリカでは相変わらずSUV系の車の人気が根強い。しかしジープブランドを抱え、オフロードの先駆者を自認するダイムラークライスラーは、「ジープは最近の“ソフトローダー”とは全くコンセプトが違うクルマである」ということを強調するために、2004年モデルから「トレイル・レート」エンブレムを車体につける、という。
クライスラーが「LX」プラットフォームを使った高級車として開発した『300Cマグナム』が、ついにお目見えした。7日、ニューヨークでの内覧会で登場したのは、セダンとクーペの2モデル。
ダイムラークライスラー日本は、2シーター・コンパクト・スポーツクーペのクライスラー『クロスファイア』を12月13日から発売すると発表した。発売に先立って10月10日から予約注文を受け付ける。
クライスラー『300C』は、先に発表されたセダンバージョンに続いて、今回はワゴンバージョンが公開となった。ヨーロッパのショーにあってもアメリカ車らしい強い存在感で目立っていたのが印象的。
欧州市場に構成をかけるクライスラーは、フランクフルト・モーターショーに『300Cツーリング』を出展する。今年4月のニューヨーク・オートショーで『300C』セダンが発表されており、そのワゴン仕様。300Cもフランクフルトでヨーロッパデビューを果たす。
デトロイト周辺では、クライスラーが来年のデトロイトオートショーでかつての「ミニバンのクライスラー」復権をかけた新型ミニバンを発表する、という噂が流れている。業界筋の情報によると、このミニバンはフラット・ホールドの3列目シートを用意し、多彩なシートアレンジを可能にしている、という。
アメリカのパトカーは、フォードの『クラウンビクトリア』の独占的なマーケット。しかし昨年以来ビクトリアが燃料漏れを起こして走行中に炎上する危険性などが指摘され、いくつかの警察から訴えを起こされたことなどもあり、GMとクライスラーはこの機に巻き返しを図っている。