ダイハツ工業は、昨年11月27日に発売した新型軽乗用車『タント』の累計受注台数が、発売1カ月で、月販目標の倍となる1万500台を達成したと発表した。
標準装備でスペアタイヤを積載していない(積載仕様も選べる)『タント』は、もし、タイヤがパンクした時にいかなる対処をするのか?
ダイハツ『タント』(11月27日発表発売)の後部座席の左側足元にはフロアアンダーボックスという、床下収納が装備されている。
『タント』(11月27日発表)は収納が豊富であるが、空間があるから蓋をつけただけの収納とは違う。
軽自動車とは思えぬ居住性のダイハツ『タント』。軽自動車最大まで延ばしたホイールベースによって、取り回しの面などでデメリットはないか。開発をまとめた薗田孝主査は「テストで問題なかった」と語る。
ダイハツの新型軽自動車『タント』(11月27日発表)のインテリアには、使いやすさを向上させる細かな気配りが数多くある。
ダイハツ『タント』の開発には10名のモニターが参加していたが、ダイハツではモニタリングを「魅力アッププロジェクト」と称していた。デザイナーが提案した内容をモニターが吟味する。改善の基本だろう。
『タント』には、ターボとNAの2つの3気筒エンジンがラインナップされている。ファミリーユース中心の軽自動車にターボ車を設定した理由に関して、開発主査の薗田孝氏は「アウトドアレジャーの相棒」と語る。
『タント』は主に女性が乗るクルマなのだから、おしゃれで、どこか優しさがあったほうがいい。肌と触れ合うインテリアは「シンプルにあったかモダン」をコンセプトにデザインされた。
縦型とか、巨大丸型リフレクターとか、小さなボディに大きなランプが最近の軽自動車の定番であるが、『タント』は、楕円状で、あまり主張はしていない。前後ともアクのない控えめなライトになっている。
『タント』のボンネット上・ウィンドシールド基部にある帯状のふくらみは、キャビンを押し出しているように見せるもの。その下端のライン(段差)はボディ側面に回りこむと下へと落ちる。
“しあわせ家族空間”を開発コンセプトにしたダイハツ『タント』。『ムーヴ』以上の全高を持ったワンボックスワゴンタイプのFFレイアウトを採用しながら、軽自動車最大のロングホイールベースを備えたことで、ミドルクラスセダンをも凌駕する居住空間を実現した。
ダイハツ『タント』(11月27日発表発売)のサイドにはキャラクターラインがない。ショルダーラインが前後にそのまま突っ走っているだけである。が…
ダイハツ『タント』のエクステリアデザインは『ミラ』や『ムーヴ』のようなアクティブな線使いでなく、建築物とか家具を意識したのだという。
ダイハツの新型軽自動車『タント』(11月27日発表発売)の室内高は1330mm。しかもフラットフロアでちょっとした子供なら屈まずに乗り込める。