国立天文台は、すばる望遠鏡公開講演会2014「すばる望遠鏡、宇宙へのまなざし。」を11月15日、仙台市天文台加藤・小阪ホールで開催する。
国立天文台天文データセンターの大石雅寿センター長を中心とする研究チームは、生命に必須なアミノ酸である、グリシンの前段階物質と考えられるメチルアミンを、国立天文台野辺山観測所の45m大型電波望遠鏡で複数の星形成領域で検出に成功した。
国立天文台は、小惑星「2014 RC」が9月8日未明、地球に4万kmまで近づき通過したのを、石垣島天文台で最接近(3時01分)の直前2時間前から2時間ほど撮影するに成功したと発表した。
国立天文台の秦和弘氏を中心とした国際チームは、日本のVERAや欧州VLBIネットワーク(EVN)を使用して、活動銀河M87で発生した高エネルギーガンマ線フレアに伴う電波増光を検出した。
石垣島で「2014美ら星研究体験隊」(美ら研)が実施され、「むりかぶし班」(石垣島天文台のむりかぶし望遠鏡を使った研究チーム)が2つの小惑星候補天体の発見に成功した。
国立天文台、甲南大学、兵庫県立大学、米国のノートルダム大学とニューメキシコ州立大学の研究者からなる研究チームは、すばる望遠鏡を使って天の川銀河内の星を調査し、これまでに知られていない特異な元素組成をもつ星(SDSS J0018-0939)を発見した。
自然科学研究機構は、韓国天文宇宙科学研究院(KASI)との間で、アルマ望遠鏡に関する協定書に署名したと発表した。日本と台湾からなるアルマ望遠鏡東アジアコンソーシアムに韓国が加わることになる。
2014年8月18日、自然科学研究機構 国立天文台は野辺山宇宙電波観測所の45メートル電波望遠鏡などによる観測から、らせん状の特異な形をした天体「宇宙竜巻『トルネード』」の形成過程を解明したと発表した。
アメリカ・カトリック大学の宇宙化学研究者でNASAゴダード宇宙飛行センターで研究するマーティン・コーディナー氏率いる国際研究チームは、アルマ望遠鏡を使って、2つの彗星を観測し、彗星を取り巻く薄いガス(コマ)の史上最高解像度のデータを取得した。
国立天文台は、アルマ望遠鏡により、冥王星と衛星「カロン」の位置が非常に精密に測定されたと発表した。
国立天文台は、アルマ望遠鏡を使った観測で、若い連星系おうし座HK星を構成する、それぞれの星のまわりに傾きの異なる原始惑星系円盤が発見されたと発表した。
中国地質大学などの研究者を中心とする国際共同研究チームは、月の地下深くに軟らかい層が存在することと、その層の中では地球の引力によって熱が効率的に生じていることを明らかにした。
国立天文台は、次世代超大型望遠鏡TMT(30メートル望遠鏡)の建設がスタートすると発表した。
山口大学の藤沢健太氏を中心とした研究チームは、VERAを含む東アジアVLBIのネットワークを使って、星形成領域にあるメタノールメーザー源のイメージング(電波撮像)に成功した。
国立天文台 岡山天体物理観測所と浅口市 岡山天文博物館では、2014年8月30日の土曜日に特別公開を開催する。