損害保険各社の04年9月中間決算が出揃った。今中間期は台風など風水害の多発により損害保険金の支払い額が当初見込みを大幅に上回ったことから軒並みの大幅減益となった。
損害保険ジャパンは、中国第2位の生命保険会社、中国平安人寿保険股フン有限公司と業務提携したと発表した。傷害保険、生命保険分野を中心に、共同開発・販売などに取り組む。
損害保険ジャパンは5日、2005年3月期中間決算の業績見通しを下方修正した。台風など自然災害が多発したためで、単体の中間期純利益は当初予想に対し7割減少する。
損害保険各社がまとめた今年度上半期(4−9月)の営業実績によると、自動車保険の保険料収入は主要6社のうち5社がマイナスとなった。各種割引により保険料単価の減少が続いた。
損害保険ジャパンは14日、ニーズ細分型自動車保険『ONE-do』に、ひき逃げ事故などで目撃者探しを行うために支出した費用の一部補填を行うなどの特約を設定。2005年1月1日以降の保険開始契約からこれを発売する。
あいおい損害保険、損害保険ジャパン、東京海上火災保険など損害保険6社は、共同開発を進めている自賠責保険の電子システム「e-JIBAI(イー・ジバイ)」に新たに5社が参画し、損保11社の共同システムになると発表した。
損害保険ジャパンは、企業向け自動車保険「ニーズ細分型自動車保険TEN」用に、業界初の新特約2種類を開発し6月1日から発売すると発表した。業務用車両で事故を起こした従業員の再教育費用を補償する「安全運転教育費用担保特約」などを新設する。
損害保険ジャパンは、2003年度の連結業績予想を上方修正した。保険事故の発生状況が安定して推移していることなどから、単独業績が改善する見通しになったため。
損害保険ジャパンは、2004年3月期の配当予想を上方修正した。単独業績が好調に推移したことによるもので、昨年11月時点の予想にくらべ1円50銭の上乗せとする。
損害保険ジャパンは19日、電子決済システム「Pay-easy(ペイジー)収納サービス」を利用した保険料支払いサービスを、損保業界で初めて導入すると発表した。
損害保険ジャパンは、中国進出企業向けのサービス体制を拡充する。現地の損害保険調査会社との包括的な提携により、事故対応のネットワークを拡充し24時間事故対応サービスを本格的に展開する。
昨年度の車名別新車販売ランキングによると、トヨタ『カローラ』が2年ぶりに首位に返り咲いた。また、軽自動車は、スズキ『ワゴンR』が、02年度トップだったダイハツ『ムーヴ』を小差で抜き、首位を奪取した。
安田火災と日産火災は27日、2002年4月の合併予定を7月まで先送りさせることを明らかにした。先日、破綻を表明した大成火災の負債総額確定作業と、日産火災の赤字決算の影響による合併比率の見直し実施などが主な理由。
大成火災海上保険は22日、東京地裁に更正特例法を申請し受理された。米国の同時多発テロ事件で、保険金の支払い額が急増したのが原因で破綻した。負債総額は4131億円。自賠責保険については100%保護。任意保険については日産火災と安田火災が引き継ぐ見込み。