次世代自動車振興センターが25日発表した「エコカー補助金の執行状況」によると、8月24日現在の補助金の残額は約663億円。1日の申請受理金額は、18日・29億円、19日・30億円、20日・30億円、23日・29億円で、24日は37億円を記録した。
2009年4月に経済対策の一環として導入されたエコカー補助金が終了まで1か月余りとなった。10月以降の反動は避けられないだろうが、ここからは自動車業界が自助努力でショックを和らげることだ。
マツダは、軽乗用車の『AZ-ワゴン』を一部改良し、8月23日から販売を開始した。
日産自動車は、軽自動車『ルークス』を一部変更して8月23日から販売を開始した。
トヨタ自動車が、政府のエコカー購入補助制度が終了する10月以降、全国の系列販売会社に対し、1台当たり新たに5万円の販売奨励金を支給するという。販売会社の判断で値引きに活用する。
スズキは、軽乗用車『アルトラパン』を一部改良して8月20日から販売を開始した。
お盆休みも終わって、猛暑の中、きょうから職場に向かう人も多いだろう。が、厳しいのは残暑ばかりではなく、日本経済も成長が止まって「踊り場」状態であることが鮮明になった。
日本自動車販売協会連合会が11日に発表した7月の中古車登録台数は、前年同月にくらべ4.8%減の34万4371台となり18か月連続で減少した。エコカー減税と補助金によるしわ寄せが続いた。
内閣府は10日、8月の月例経済報告をまとめ公表した。このなかで、企業の生産活動についての基調判断を7月の「生産は持ち直している」から「緩やかに持ち直している」に変更し判断を下方修正した。エコカー補助金が9月末で終了する自動車の生産動向を反映した。
自動車大手10社の2010年4~6月期連結決算が出そろった。政府のエコカー支援策と新興国市場の拡大などを追い風に、三菱自動車を除く9社が営業黒字を確保し、業績回復が鮮明になった。
富士重工業は、スバル『エクシーガ』を一部改良し、全車をエコカー減税対象にして8月4日から発売開始した。
国土交通省は3日、事業用自動車を対象としたエコカー補助金の交付申請受付を午後5時で終了した。
一定の燃費基準などを満たしたタクシーやトラック・バスなど事業用自動車向けの「エコカー補助金」の申請受け付けが、きょう3日午後5時で終了する。国土交通省が発表したもので、きょうの各紙が取り上げている。
政府の環境対応車への買い替え・購入に対するいわゆる「エコカー補助金」が、当初の予定どおり9月末で終了することが正式に決まった。打ち切りが正式に決まったことで、自動車業界やユーザーへの影響は大きい。
エコカー補助金を交付する次世代自動車振興センター(NEV)が30日発表した、7月28日現在のエコカー補助金の進捗状況(自家用)は、直近5営業日の1日あたりの申請受理金額は約20億円を超えるペースとなっている。