1月31日の『コンチネンタルGT』プレビューに本国イギリスから来日したベントレーのリージョナル・マネージングディレクター(地域統括常務)、ジェフ・タウディングは、ベントレーが新生ブランドとして市場での競争に臨む決意をベントレー『コンチネンタルGT』にこめる。
1月31日に日本プレビューを果たしたベントレー『コンチネンタルGT』のエンジンは、グループ企業のフォルクスワーゲン(VW)が開発した6.0リットルW12エンジンだ。ただしイギリス、クルーにあるベントレーの開発本部でかなり手が加えられている。
ベントレーは3日、デトロイト・オートショー出品車を対象に行なわれた「アイズ・オン・デザイン」賞で、『コンチネンタルGT』が2部門を獲得した、と発表した。この賞は、今回はプロのデザイナーら40人が投票して決められた。選考委員の名誉委員長はイタリア、イタルデザインのファブリツィオ・ジウジアーロが務めた。
ベントレーブランドにおいて『アルナージ』の下に位置する『コンチネンタルGT』。価格は「2000万円を切る」とも、「3000万に届くかもしれない」とも言われる。現状では未定ながら、低めに設定されるという。
『コンチネンタルGT』のターゲットカスタマーは35〜45才。これは従来のベントレーユーザーの45−55才に対してかなり低い。ベントレーではコンチネンタルGTを幅広い顧客層を獲得する、市場拡大のためのクルマと位置付けている。
ベントレー『コンチネンタルGT』のデザインを担当したデザイナーは、イギリス赴任に際してジャガー『Eタイプ』を購入し、イギリス車は何たるかを十分理解したうえで、デザイン作業に取り掛かったという。
VWグループにはベントレーの他、ブガッティやランボルギーニなどの高級車メーカーが揃っている。その中でベントレーはどういう位置付けになるのか。アジア・中東担当のジェフ・ダウディング・マネージメントディレクターは強気の発言を行っている。
一説には「2000万円を切る」とも、「3000万に届くかもしれない」とも言われるベントレー『コンチネンタルGT』の価格だが、この不景気の世の中、これを買うと販売側が想定している客層とはどんな人たちなのだろうか。
ベントレーモータース・ジャパンは31日、新型ラグジャリー4シータークーペ『コンチネンタルGT』の日本プレビューを行なった。2002年パリサロンで世界発表され、1月上旬のデトロイトショーで北米デビューを果たしたニューモデルが早くも日本登場である。
ベントレーはかねてから「GTクーペ」の名前で予告してきた2+2クーペの実車をパリ・サロンで披露、正式車名を『コンチネンタルGT』と発表した。メーカーによると生産が軌道に乗るのは来年後半。