ハード面でのスペックは基本的に前モデルを踏襲した内容だ。それでも5.8型ワイドVGAに表示される地図は色合いを見直すことで、見やすさを一段とアップ。画面サイズも見やすさを考えればちょうど良いサイズであることがわかる。
ネットワークにつながることで、カーナビはこんなにも楽しくなる! そんな思いを実感させてくれるのが新型『エアーナビ AVIC-T20』だ。
さて、nuvi205の実売価格は2万円台半ば。しかし、安いからといって予算で妥協して選ぶ製品ではなく、積極的に選びたくなるだけの魅力を持っている。その魅力とは低価格でも基本性能で国産モデルに負けない実力であり、また製品としての完成度の高さだろう。
海外メーカーながら日本でも一定の人気を獲得することに成功したのがGARMINだ。エレクトロニクス機器で海外メーカーが日本市場に食い込むのは、一部の例外を除いてきわめて難しい。それほど難しい日本市場に進出したGARMINの魅力とは。それは『nuvi205』を見るとよくわかる。
ルート案内の機能でNX609はHDDナビに劣る印象は少しも感じなかった。分岐点での案内は、通常の交差点拡大図だけでなく3Dでの表示にも対応。車線ガイドも使ってどの辺りを走行すればいいのかもきちんと案内してくれる。
メモリー型ナビもついにここまで来たか。そんな思いを抱かせたのがクラリオン『Smoonavi(スムーナビ) NX609』である。HDDナビに匹敵する機能を盛り込み、メモリー型ナビのハンデをほとんど感じさせない素晴らしい仕上がりを見せてくれていたのだ。
目的地を探す検索方法ではその多彩さに驚く。クラリオンのカーナビではすっかりお馴染みになった「お好みブランド指定検索」や効率よく目的地が絞り込める「文字抽出」など、便利で実用的な検索機能はその使い勝手に大いに貢献している。
NX809で一番の関心事、それは新搭載の「オンライン交通情報探索」がどこまで有効であるかだろう。
『ストラーダポケット』のルート案内中の充実した内容はフルナビと比べても遜色ないレベルにあった。それもそのはず、この機能はパナソニックのフルナビ『ストラーダ』で培ってきたルート案内の能力をほぼ踏襲しているのだ。
新型『ストラーダポケット』では、ジャイロセンサー+加速度センサーを備えた「迷いまセンサー」を搭載して、GPS信号の受信状況に左右されない測位能力を実現。その能力は従来のポータブル型ナビの常識を超えるレベルを実現したと言っていいだろう。
徒歩ナビや乗り換え案内も試して完成度が高いことを確認したが、全体として感じるのは専用アプリやシステム全体のできの良さだ。地図表示の高速さ、よく考えて作り込まれたインターフェースなどなど、使うほどに快適だと感じる。
ケータイにGPSレシーバーが搭載されるようになってから、ケータイナビは順調に普及し続けている。すでに使っている人も多いだろう。人気の上昇に伴って参入各社の競争も激化し、おかげでサービス内容は急速に充実、進化してきた。
日本に戻って即、イタリアに戻った。そこで、もう一度、GARMINを使う機会があった。イタリアはミラノ郊外でアルファロメオのレンタカーに乗っていたが、不慣れなイタリア語のナビゲーションガイドだけでは不安だったので、ガーミンも同時に利用してみたのだ。
フランクフルトを出発しておよそ2時間。迷うことなくシュツットガルトの街中へ入ると、夕刻のラッシュアワーで軽い渋滞に見舞われる事に。
nuvi205Wのディスプレイは4.3インチと小さく、そこに表示される地図情報はもともとたかが知れたもの。そこで最近は、「音声案内された場合にのみ、表示を確認のため画面に目をやる」というのが自分の使い方の基本になっている。