アンチ・タバコへシフトしようとしているF1界の先陣を切って、ウィリアムズが新スポンサー獲得を発表した。新スポンサー、グラクソ・スミスクライン社はイギリスで最もポピュラーな禁煙商品「ニコチンCQ」のブランド名でスポンサーシップを務める。
今シーズン、未だ波に乗れていないドライバーも多い。休養の危機に立たされているのがウィリアムズのラルフ・シューマッハ。マレーシアでは4位フィニッシュと健闘を見せたものの、新たに導入された1ラップ予選方式にはかなり苦戦しているようで、開幕戦から9位、17位、6位と結果も思わしくない。
勝利を手にしたのは予選11番手スタートだったマクラーレンのデイビッド・クルサード。2位モントーヤ、3位にライコネンという結果に。ディフェンディングチャンピオンのシューマッハは4位で表彰台を逃し、フェラーリの連続表彰台記録は53、シューマッハの連続表彰台記録は19戦でストップした。
それまでアデレードで開催されてきたグランプリがメルボルンに場所を移した1996年より、開幕戦を務めているオーストラリアGP。公園内にある湖をぐるりと周回するサーキットは景観もよい。
ウインターテストがすべて終了してあとは開幕戦を待つのみという状況だが、戦力分析を行うとやはりフェラーリ優位は崩れない。開幕から数戦は昨年型マシンの発展バージョンで戦いに望むフェラーリだが、その地球の裏側では独立したテストチームが新車「F2003-GA」の熟成を行っている。F2003-GAの登場はサンマリノGPが予想されている。
元F1ドライバーで現在BMWモータースポーツ・ディレクターを務めるベルガーが現契約が終了する2003年9月30日をもってポストを退く旨を明らかにした。今後はタイセンが単独でモータースポーツディレクターを務め、ベルガーはプライベートの時間を優先させるという。
今年フェラーリで8年目のシーズン開幕を間近に控え、6度目のワールドチャンピオン獲得が確実視されているミハエル・シューマッハ。しかし本人はライバルたちの実力を冷静に分析し、昨シーズンのような楽な展開は期待していないという。
今シーズン、注目を集めそうなのがB・A・Rホンダのチームメイト同士の熱い戦い。その争いを楽しみにしているのが、ウィリアムズのサー・フランク・ウィリアムズ代表。「今年は両者にとって厳しいシーズンとなるだろう」と。2人の争いについてコメントした。
ウィリアムズのテクニカルディレクターがフェラーリの姿勢に注文を付けた。ミハエル・シューマッハにばかり勝利をプレゼントするのではなく、きちんとルールに則るべきだとパトリック・ヘッドは主張する。
BMWウィリアムズ・チームが2003年へのテストドライバーとしてマルク・ジェネに加え、新たにリカルド・スペラフィコと契約したことを明らかにした。23歳でブラジル出身のスペラフィコは2000年にイタリア・ユーロ3000を制し、現在F3000に参戦している。
今シーズンからザウバーに復帰することになったフレンツェン。元ボスであるフランク・ウィリアムズ代表がフレンツェンについて語った。「繊細なキャラクターを持っているため、この仕事にはハードさが足りない」
今月中にも2004年以降のF1活動についての発表をするとみられているBMW。モータースポーツ部長を務めるゲルハルト・ベルガーは2003年9月で自身の契約が切れるとあって、BMWの発表の内容は気にかかるところだ。
今シーズンは7度もポールポジションを獲得しながら未勝利に終わったウィリアムズBMWのファン・モントーヤ。2001年のイタリアGPで初勝利を上げて以来、表彰台のてっぺんからは遠ざかっているモントーヤが、ニューシーズンへの意気込みを語った。
ウィリアムズのラルフ・シューマッハがスピード違反で捕まっていたことが判明した。ラルフは7日、チームが主催するパーティに出席するため、制限速度80km/hの道を130km/hで走行しているところを監視カメラに発見された。
1982年ワールドチャンピオンのケケ・ロズベルグの息子で17歳のニコ・ロズベルグがバルセロナで行われているバルセロナ・テストに参加。史上最年少のF1マシン・ドライブ経験者となった。