シーズンの折り返し地点に到達したF1シーズン。前半戦の最終戦となったカナダでは1997年へレスでのヨーロッパGP以来という大接戦の結果に終わった。カナダでは4.481秒内にミハエル・シューマッハ、ラルフ・シューマッハ、ファン・モントーヤ、フェルナンド・アロンソという4ドライバーがゴール。
カナダGPでポールポジションスタートを決め、2位でレースを終えたウィリアムズのラルフ・シューマッハ。20ラップ過ぎのピットストップで兄ミハエルにトップを明け渡し、最後はブレーキトラブルに苦しむ兄に0.784秒差と及ばなかった。
ウィリアムズのフアン・モントーヤがインディアナポリス・モータースピードウェイでNASCARのスター、ジェフ・ゴードンとマシン交換を行った。NASCARウィンストン・カップで4度チャンピオンとなった経歴を持つゴードンは、ウィリアムズF1マシンで8ラップし、大興奮の様子。
シューマッハ兄弟のマネージャーを務めるウィリー・ウェーバーがラルフの将来について言及。2004年に新たなドライバーを求めるチームが複数あるなかで、ウィリアムズに残留することがベストであると語った。
モナコGP表彰台の1、2位に上ったのはわずか3年目のファン・モントーヤとキミ・ライコネン。この若手の台頭ぶりに気をよくしているのがF1界を牛耳るバーニー・エクレストンだ。昨年のシューマッハの独走で商業的にダメージを受けたため、若手の活躍は大きなイメージアップになると考えているようだ。
モナコGPで20年ぶりという勝利を挙げたウィリアムズ・チーム。これまでツキに見放されれ続けたモナコで、厳しい展開を強いられた今シーズンにおける初勝利を勝ち取ったことで、チーム首脳陣はフアン・モントーヤのパフォーマンスを高く評価している。
デビューシーズンだった2001年の9月以来という、待望の2勝目をモナコでマークしたウィリアムズのファン・モントーヤ。皇帝ミハエル・シューマッハの後釜として、2004シーズン終了後のフェラーリ入りに向けて、両者が話し合いに入ったとイタリアのスポーツ紙が報道したのを受けて、モントーヤが「マジで何にもないんだ!」と、コメントした。
ウィリアムズとの契約が2004年に終了するラルフ・シューマッハ。パナソニック・トヨタ・レーシング移籍が有力視されていたラルフだが、マネージャーのウィリー・ウェーバーはマクラーレンからのオファーにも期待しているようだ。
マクラーレンのキミ・ライコネンとウィリアムズのラルフ・シューマッハがドイツ、シュトゥットガルト市の路上でF1マシンを走らせた。これはドイツの自動車クラブADAC(Allgemeine Deutsche Automobil-Club)の100周年を記念して企画されたイベントの一環。
フランク・ウィリアムズ代表がかつて自らのチームに在籍していたB・A・Rホンダのジェンソン・バトンに賞賛の「オーストリアでのパフォーマンスは一級品と言えるね」とコメントを送った。ウィリアムズ氏は2000年バトンにF1デビューのチャンスを与えたが、フアン・モントーヤ獲得のため、わずか1シーズンでベネトンに放出した経緯がある。
オーストリアGPでトップ走行中にトラブルに見舞われ、32周でリタイアしたウィリアムズのフアン・モントーヤ。BMWのモータースポーツ部長、マリオ・タイセンによると、データから事前にリタイアを予測していたという。「データから、フアン・パブロのマシンで水圧をコントロールするスタンダードバルブが明らかに不調なのが分かっていた」
チャンピオンシップでもだいぶ盛り返してきたフェラーリのシューマッハ。ルノーのアロンソの台頭により、F1勢力図が塗り替えられているとの見方が出てきているが、シューマッハはその見方に否定的なようだ。「たった1つのレースを見て判断するのは適切じゃないと思う。メインのライバルがマクラーレン・メルセデスであることに変わりはない」
ウィリアムズBMWのファン・モントーヤがフランスでスピード違反を犯し、自動車運転免許証を押収されていたことが警察の発表で明らかになった。モントーヤは日曜午後、フランスのA8高速道路を自家用車であるBMW『X5』でドライブしている最中、204km/h出していたところレーダーで検知された。
今シーズン不振が続くウィリアムズがエンジン・サプライヤーのBMWからかなりのプレッシャーを掛けられていることが明らかになった。イギリスの新聞によると、BMW側はパフォーマンスが向上しないなら契約を打ち切ると迫っているという。しかし、ウィリアムズとの契約が終了する2004年以降も、協力体制を続けていくことで合意している両者。
2004年にスパ復活?/ウェーバーが同僚に厳しいエール/ブルツのジャガー入り間近か?/ウェーバー、チームメイトにアーバイン指名/アンダーソン代表がラルフの獲得についてコメント/シューマッハ現役続行宣言