神戸製鋼所は、自己株式の取得を終了すると発表した。同社は4月3日から4月18日までに、自己株式4305万2000株を東京証券取引所の市場買い付けで取得した。買い付け総額は200億1960万円。
神戸製鋼所はこのほど、スプレイフォーミング法による独自の製造技術によりアルミ合金で世界最高強度を達成した。
神戸製鋼所、三井物産、豊田通商が出資する自動車サスペンション用アルミ鍛造品製造合弁会社「コウベ・アルミナム・オートモーティブ・プロダクツ」(KAAP)はこのほど、製品需要の増加に対応するため、4期目のメカニカル鍛造プレス設備を追加導入することを決定した。
神戸製鋼所は、2007年3月期の連結決算の業績見通しを発表した。鉄鋼関連事業は、自動車・造船などの国内製造業向けの需要が好調で、海外も日系トランスプラント向けが堅調に推移している。国内の在庫は順調に削減が進んでいる。
神戸製鋼は、神鋼輸送機材など、子会社3社を解散すると発表した。在事業を行っていない休眠会社で、今後も事業を行う見込みが無いため解散する。
新日鉄、住友金属工業、神戸製鋼所は、3社のいづれかに買収提案があったあった場合、他の2社に通知するとともに、買収提案が提携関係に与える影響について対応を共同で検討することを取り決めた覚書を27日に締結したと発表した。
豊田通商は、神戸製鋼所、三井物産と共同で米国ケンタッキー州に、サスペンション用アルミ鍛造部品の生産・販売会社を設立した。工場は2005年6月に稼働の予定。神戸製鋼は同部品で先行しており、米国進出でトヨタ自動車など日系現地工場などに供給する。
神戸製鋼所は、同社と神鋼アルコア輸送機材が供給するアルミ材が、マツダの『RX-8』に採用された、と発表した。アルミ材を使用した部位では、スチールを使用する場合にくらべ、40−50%の軽量化を実現した。
新日鉄、NKK、神戸製鋼などを含む世界の鉄鋼メーカーが共同で推進したULSAB=スチール製超軽量車体プロジェクトは、これまでの研究・開発の成果をULSAB-AVC=アドバンストビークル・コンセプトとしてまとめた。