タダノは2日、ホイール・クレーン『CREVO120』、『CREVO100』、『PITAGORAS』とコベルコブランドの『RK120-2』」4車種のヘッドアイドラギヤ固定シャフトに不具合があるとして、国土交通省にリコール(改修・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、2005年12月22日 - 07年3月29日に製作された299台。
原動機のカムシャフト駆動用ヘッドアイドラギヤの固定シャフトつば部の強度に余裕がないため、ブッシュの摩耗が早まり、ブッシュと固定シャフトの間にガタが生じる場合がある。このため、シャフトつば部の付け根に過大な応力が発生し、つば部が破損してギヤが周辺部品と干渉し、ギヤのかみ合いが外れてエンジンが停止し、再始動不能となるおそれがある。
全車両、固定シャフトのつば部厚さを増大した対策品に交換し、アイドラギヤ一式を新品と交換する。
不具合発生はなく、原動機製造者からの情報でわかった。事故は起きていない。