簡単にいって「小さな高級車」だが、いまひとつピンとこない。
Aピラーが立っているところが気に入った。最近のクルマはカッコよくすることばかり考えてAピラーを寝かせているが、これは運転しづらくなることが多い。
ベリーサがほかのマツダ車とは違うクルマであることは、走り出すとすぐにわかる。
小さな上級車ってコンセプトはわからないではないけど、このカッコはなに?
内外装の質感は高い。とくにインテリアは狙い通り、プレミアムコンパクトとしての質感を持っている。
土台と車体骨格はほとんどデミオのまま。重量増に合わせてアシのチューニングを微調整。
スッキリとしたセンスのいいエクステリア。インテリアはスポーティで軽快だ。室内の広さもルーフが高く、圧迫感はない。リヤシートはニースペースも広めだ。
小型車の便利さが欲しいが、もう少し高級感が欲しいユーザー向けという商品企画が当たるかはずれるか、ビミョー。
確かに『デミオ』とは異なった雰囲気ではある。ではあるのだが、それが必ずしも「より上質な雰囲気」か? と問われると、若干疑問が残る部分も。
一見、大人しい雰囲気のベリーサなのだが、走らせてみると印象はがらりと変わる。
オートエクゼは、マツダ『ベリーサ』用チューニングキットを新設し、「AutoExe Verisa-02」シリーズとして、全国のマツダ販売会社、有名カー用品店など、オートエクゼ商品取扱店を通じて発売する。
最近の新型車、『エディクス』、『ベリーサ』、『パッソ』/『ブーン』のコンセプトはそれぞれ独自の、しかもメーカー典型のものとなっている。ユーザーが惚れ込むようなコンセプトになっているかどうか、検証してみよう。
上質感をテーマに開発された、マツダの新型コンパクトカー『ベリーサ』。ディーラーでの売りかたに対しても、プレミアム感を出すためにしばらくは値引きを控えるという。
『ベリーサ』がもっとも『デミオ』と差別化を図ろうとしてる点が、質感の高さだ。エクステリアではマツダのデザインコンセプトでもあった、5角形のグリルは小さく控えめなデザインとし、モダンなデザインに仕上げている。
マツダの新型コンパクトカー、『ベリーサ』はひとクラス上の上質なコンパクトカーをコンセプトに作られただけあり、静粛性に関してもこだわって作られている。ドアシールを2重にしたり、ガラスの板厚を厚くするなどコンパクトカーとは思えぬ工夫が随所に織り込まれている。