ついに10代目へと進化した三菱『ランサーエボリューション』。ベースボディも4世代目にフルモデルチェンジされ性能面は大幅に進化しているが、その方向性は今までのランサーエボリューションとは少し違ったものになっているようだ。
三菱自動車は、ハイパフォーマンス4WDセダンの『ランサーエボリューションX』が「2007-2008日本カー・オブ・ザ・イヤー(COTY)」の最終選考会で特別賞「Most fun」を受賞したと発表した。
今回の、選考委員の選考基準も、社会要請重視派から純然たるハードウェア評価志向まで、各人の主張が垣間見られた。
日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員会が主催する第29回2007-2008日本カー・オブ・ザ・イヤーは21日、特別賞三賞「Most Adcanced Technology」「Most Fun」「Best Value」を決定した。
26日から28日にかけて北海道十勝地方で行われたWRC世界ラリー選手権第14戦「ラリー・ジャパン」で、エスコートカーとして活躍した三菱『ランサーエボリューションX』。WRC参戦に関しては、残念ながら未定である。
世界最速のコーナリングマシン。そういえるほど、『ランエボX』の旋回性能は際立っている。もともとワイドスタンスならではの安定感があり、さらにアンダーステアを完璧に制御するS-AWCが融合。
三菱自動車が1992年10月に販売を開始した『ランサーエボリューション』は、国内外において大反響を巻き起こすこととなった。
新型三菱『ランサーエボリューションX』は、高性能高品質車志向のユーザーに向け、“意味のある造形”にこだわっている。特に空力にこだわり、勝つために生み出されたランエボXはそれ以前のランエボとはまったくの別物なのだ。
「タイヤをできるだけ四隅に配置することで、踏ん張り感や安定感を表現しました」と説明するのは、『ランサーエボリューションX』を担当した三菱自動車デザイン部エキスパート松延浩昭さん。
新型三菱『ランサーエボリューションX』のリアビューはシンプルな面構成とディテールによって、どこかヨーロッパ車のような雰囲気が感じられる。
三菱自動車は2日、新型『ランサーエボリューションX』を発表した。イメージカラーはレッドメタリック。新色にはファントムブラックパールも加えられた。
三菱『ランサーエボリューションX』の装備表を見て、驚いたことがある。先代にあたる「エボ・MR」では標準装備だったビルシュタインのショックアブソーバーとアイバッハのスプリングが、エボXではメーカーオプション扱いになっているのだ(「ハイパフォーマンスパッケージ」として2ピースのブレーキキャリパーもセット。21万円)。
三菱『ランサーエボリューションX』に採用しているステアリングホイールは、ベース車になっている『ギャランフォルティス』とは異なるランエボ専用品。デザインもスポーティだが、直径は365mmでフォルティス用よりも小径になっているのだ。
三菱自動車は新型『ランサーエボリューションX』を発表した。「これで市販決定か」と思わせた05年東京モーターショーの『CONCEPT X』からフェンダー形状を変えてきている。
「そこはあまり突っ込んで欲しくなかった……」と思わず苦笑いしたのは、三菱『ランサーエボリューションX』開発スタッフの一樂浩(いちらくひろし)さん(商品開発統括部門C-seg商品開発プロジェクト)。話題が、リヤビューカメラに及んだ際だ。