トヨタ自動車は、ミニバンの『ヴォクシー』に特別仕様車「Z“煌(きらめき)”」を設定、17日から発売した。今月20、21日に店頭発表会をディーラーで開催する。価格は「Z煌」が据え置きで2WDが235万円、「ナビスペシャル」が27万円高い286万円(4WD)。
トヨタ自動車の車両カスタマイズ子会社、トヨタモデリスタインターナショナルは13日、ミニバン『ノア』をベースに上質さ強調したカスタマイズ車『ノア“ザ・シンバ”』を発売すると発表した。
ここ2、3年でオートサロン出品車の主流はフル・チューンを施したスポーツカーから、ミニバン系にスイッチしつつある。今回のオートサロンでも、エンジンルームを見せるクルマではなく、エアロパーツをプラスしたミニバンの方が多い。
トヨタ自動車は、新型『ノア』と『ヴォクシー』の受注台数が2週間で、月販目標の2倍を超えたと発表した。
先代『ノア』のボディは商用車と共用であったが、今回は新設計の乗用車専用FFシャシーとされた。乗用車専用ボディとしたことで、どのようなメリットが生まれるのだろうか?
『ヴォクシー』と『ノア』にメーカーオプションで用意されたナビは、ナビ、オーディオ&ビジュアルを集約したインテリジェントなシステム。オプションでバックモニターにも対応する。
新型『ヴォクシー/ノア』ではスライドドアが左右両方にある。ライバルのホンダ『ステップワゴン』では左側のみだが、ヴォクシー/ノアではあえて両方につけたということだ。
新型『ヴォクシー/ノア』はそれぞれ、ノアがカローラ店、ヴォクシーがネッツ店で販売される。チーフデザイナーを務めたトヨタ自動車第3開発センター第3デザイン部の宮野正国主担当員は、両者の違いについて「販売店にあわせてセグメントを分けた」と語る。
新しいFFプラットフォームを採用し、開発された新型『ヴォクシー/ノア』のスタイリングは、アイデア確立段階ではトヨタ本社を含むトヨタ系3社デザイン部による競作の末、テクノアートリサーチの案が採用されたという。
トヨタモデリスタインターナショナルは、新型ノアをベースにしたカスタマイズカー『ノア“ザ・スピード”』と、新型『ノア』用カスタマイズパーツ4バージョンを開発し、全国のカローラ店、モデリスタ店で発売する。
トヨタモデリスタインターナショナルは、トヨタ『ヴォクシー』をベースにしたカスタマイズカー『ヴォクシー・ストリートビレット』と『ヴォクシー・スピードツアラー』を開発、全国のネッツトヨタ店とモデリスタ店で販売する。
『エスティマ』、『イプサム』につづき『ヴォクシー/ノア』のモデルチェンジによって、トヨタミニバンラインナップの再編成がまさに進行しつつある。ここで現在のミニバンラインナップをおさらいしてみよう。
トヨタ自動車は新型『ノア』、『ヴォクシー』の発売により、早期にミニバン市場での国内シェアを40%以上に引き上げることを明らかにした。ミニバン市場ではホンダ『ステップワゴン』などに押され、これまで40%台のシェア獲得には至ってなかった。
5ナンバーにするために2リットルエンジンを採用しているが、この車重(1480〜1580kg)では直噴のメリットは生かしにくいと考えるのが自然。なぜなら、エンジン負荷が大きくなるため、希薄燃焼で走る状況になりにくいからだ。