最近のアメ車は侮れない、と言うのが試乗しての印象だ。ターボと直噴方式の助けを借りているとはいえ、排気量は2リットルだから、乗る前は心配だった。なにしろ車重は2tを超えている。だが、走らせてみると元気いっぱいだった。
『MB』以来のジープの伝統を受け継ぐのが『ラングラー』で、現行の6代目モデルは2007年3月に発売され、このモデルから2ドアの幌タイプのほかに5ドアのアンリミテッドも設定した。
ごく普通に試乗コースをひとまわりして帰ってきたときの燃費が49.8km/リットルだった。この燃費のもつインパクトは、ボクにとって大きなものだった。
このクルマは「E250CDI」に搭載される4気筒ディーゼルエンジンをベースに仕上げたハイブリッド車。なので、スタートや故意的なEVモード時以外はディーゼル車として付き合うことになる。
横浜から満充電で試乗を開始し、高速をハイブリッド状態で30分ほど走行後、観光都市鎌倉から湘南海岸を南下するルートを排気ガスゼロで走る。
フォード『エクスプローラー エコブースト』には二度驚かされる。
これって“アメ車”? と、何も知らない人に見せればそうした声が返って来る事が必至のルックスの持ち主である『ソニック』の走りは、率直なところ「予期した以上になかなか真っ当」というのが第一印象。
ジープというと、ヘビーデューティーなオフロード4WDのイメージが強いが、ジープの最新モデルである『コンパス』は洗練された都会的なイメージを持つSUVだ。
目の前に現れた『6シリーズ グランクーペ』は確かに美しいと思えた。クーペやカブリオレの持つスタイリッシュなイメージをそのままに、しっかり4つのドアが備わっている。感心したのはそれが至極自然だということ。
『ソニック』はあくまでベーシックなコンパクトカーだが、小さいながらもシボレーらしさを感じさせるユニークなクルマだと思う。
動力性能的には、まったくもって問題なし。加速中のノリだって、最初のひと転がしこそ、粘りにやや欠けるように思うけれど、ある程度速度にのってしまいさえすれば、そうとう気持ちのいいライドフィールをみせる。
PHVの特徴であるバッテリー単独動力源によるEVモードでは、システム始動直後、いきなり高速道路を100km/hで走行したりすれば、EV走行のカタログ燃費である26.4km/リットルの3分の1の距離も走行しないうちに、自動的にEV走行からHV走行に切り替わってしまう。
『BRZ』をカジュアルなお手軽スポーティーカーだと思って買うと火傷する!
『エクスプローラー エコブースト』に乗っていて、もっとも気をつけないといけないのは、ガソリンスタンドでハイオクを入れられてしまうことだ。そうエクスプローラーは最新のエコブーストだけでなく、全グレードでレギュラーガソリン対応となっている。
日本でもクリーンディーゼルに対する注目が高まる中、BMWも初のクリーンディーゼル搭載車を『X5』に設定した。現行X5は2007年6月の発売でモデルサイクルは長期化しているが、クリーンディーゼルを搭載したxDrive35dブルーパフォーマンスで魅力アップを図ってきた。