カラ売り規制が強化されたことで買い戻す動きが相次ぎ、全体相場は3日ぶりに反発。平均株価は300円強の上げを演じ、自動車株も全面高となった。
日米首脳会談が始まったが、「内容を確認したい」とする声が大勢。方向感が定まらない中、全体相場は小反発した。自動車株は、主力3社以外はしっかり。
富士重工業は、キャブオーバーの軽自動車スバル『サンバー』シリーズに一部改良を施し、7日から発売した。今回の改良では、環境性能を向上して「優-低排出ガス車(★★)認定」を獲得。さらに商品力を強化しながら従来と価格を据え置き、お買い得感を出した。
富士重工業、川崎重工業、三菱重工業、日本航空機開発協会はアメリカ・ボーイング社が開発する超高速機『ソニック・クルーザー』の開発に先立って実施する共同研究に参加する覚書に調印したことが明らかになった。
スバルは、軽乗用車『プレオ』に特別仕様車「LプラスパッケージII」を設定し、30日から発売した。量販車種の「L」をベースに、ルーフ形状やサスペンションの見直しによって車高を1550mmとして、立体駐車場の利用を可能とした。2WD/i-CVTが99万5000円。
富士重工業は、スバル『プレオ』に特別仕様車「Fスペシャル」を設定して、30日から発売した。スタンダードモデルの「FII」をベースに、様々な快適装備を充実させた。ニューモデルの軽自動車が無いスバルが価格勝負で他社にクルマに挑んだ。
米国株安を嫌気し、全体相場は2000年8月-9月以来の7日続落となった。米GMの昨年10-12月期業績が大幅悪化したことから、主要各社に売り物が相次いだ。日産自動車が前日比31円安の718円と反落し、トヨタ自動車、ホンダも反落。
ハイテク株が売られ、全体相場は小幅ながら2000年12月以来の6日続落。その中で、自動車株は円相場の落ち着きを映し全面高となった。注目を集めたのは、スバル。電気モーターのみを駆動力とするハイブリッド車を発売すると発表したことで、買い注文が相次いだ。
日産ディーゼル工業がバスボディの架装を2003年度から西日本車体工業に一本化することを決定したことから、富士重のバス事業は窮地に立たされることになる。富士重のバス架装の受注は、日産ディーゼルが8割で、これが無くなるということは相当の痛手となる。
富士重工業(スバル)は15日、2002年の販売・生産計画を公表した。世界販売台数は前年比1.6%増の58万台と微増を見込んでいる。『フォレスター』をフルモデルチェンジして各市場に投入、微増ながら成長戦略を描いている。
米国株式の下落を嫌気し、全体相場は3日続落。自動車株もさえない動きとなった。ホンダが、前日比80円安の5060円と3日続落。スズキが66円安と急落し、マツダ、ダイハツ工業もさえない。
富士重工業は13日、旧大宮製作所跡地(埼玉県さいたま市)に「富士重工宮原ショッピングセンター(仮称)」を開発すると発表した。2004年春に開業する。
信用リスクの高まりを背景に、全体相場は3日続落。自動車株も下げる銘柄が目立った。トヨタ自動車は、前日比20円安の3060円と3日続落。好材料には事欠かないが、持ち合い解消の売りに押される格好となった。