トヨタ自動車の新2BOX『ポルテ』は、同社が仏PSA(プジョー・シトロエングループ)との合弁で2005年2月からチェコで生産するコンパクトカーの1バージョンとの観測もあったが、全くの別物だった。
トヨタ自動車と仏PSAによるチェコでの小型車合弁生産が、2005年早々に稼働開始する。トヨタは開発コード『B0』と呼ぶエントリーカーをフル稼働時に年10万台生産し、欧州市場でのシェア拡大に弾みをつける。
PSA(プジョーシトロエングループ)は、2004年に約7000人を新規雇用すると発表した。プジョーの販売が順調に推移しており、増産するため。
PSAプジョーが発表した2003年12月期決算は、上半期のユーロ高が響き、純利益は前期比で11.4%減益の14億9700万ユーロ(2005億円)となった。
欧州自動車製造者協会(ACEA)が14日に発表した西ヨーロッパ(EU+EFTA)の10月の乗用車の新規登録台数は、117万9024台と前年同期比0.3%マイナスとなった。9月に、新車投入と値引きによって達成した4.4%の伸びも、一息ついたかたちだ。
PSA(プジョーシトロエングループ)が発表した2003年上半期(1-6月)のグループの世界自動車販売台数は、前年同期比1.9%増の169万台となり、前年を上回った。シトロエンの販売が好調だったのが主因。
トヨタ自動車とPSAプジョー・シトロエンの合弁会社トヨタ・プジョー・シトロエン・オートモービル(TPCA)は7日、2005年に欧州市場向けの小型乗用車の生産開始に向けて新工場の建設用地であるチェコ共和国コリン市で、棟上げ式を実施した。式には政府の代表者、多数の来賓が出席した。
『C3』のシャシーは完全新設計の「プラットフォーム1」。これは今後、プジョーの同セグメントの新型車にも使用される予定で、PSAプジョー・シトロエングループにとってきわめて重要な意味を持つもの。
パリモーターショーを前に、日米欧の自動車メーカー首脳が会合を開くことが明らかになった。環境問題などについて協議する。会合は欧州自動車工業会会長でもあるPSAのフォルツ会長が呼びかけたもの。
トヨタ自動車は10日、PSAプジョー・シトロエンとチェコ共和国のプラハで小型乗用車の合弁生産について契約書に調印した。契約書への調印に続きチェコ政府およびトヨタ、PSAによる記者会見が開催された。会見には両社の副社長と同国首相、同通産大臣が出席した。
トヨタ自動車とPSA(プジョー・シトロエングループ)は、2005年に合弁生産する小型車の生産工場をチェコ共和国のコリン(プラハから東に60km)を選択したと発表した。両社は来年1月に合弁契約を締結後、工場の建設に入る。総投資額は15億ユーロ(1729億円)。