PSAプジョーシトロエン、仏工場のストが終結…4か月ぶり

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PSAプジョーシトロエンのオルネー工場
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フランスの自動車大手、PSAプジョーシトロエンは5月17日、労働組合のCGT(フランス労働総同盟)との間で、フランス・オルネー工場のストライキを終結させることで合意したと発表した。

PSAプジョーシトロエンは、大規模なリストラ計画を発表。オルネー工場には、工場の閉鎖と従業員の削減を提示していた。このリストラ計画に、CGTが反発。オルネー工場の一部従業員は2013年1月16日から、4か月間に及ぶストライキを実施していた。

5月17日、PSAプジョーシトロエンとCGTは、オルネー工場のストライキを終結させることで合意。オルネー工場の全従業員が、17日の午後をもって職場復帰した。

PSAプジョーシトロエンは2012年7月、フランス国内で8000名規模の人員削減を核としたリストラ計画を発表。しかし、フランス・パリの上級裁判所は2013年1月、PSAプジョーシトロエンに対して、「人員削減を停止せよ」と命令している。

PSAプジョーシトロエンのフィリップ・ドルジェ上級副社長は、「ストライキ終結は長く困難な道のりだった。しかし、今回の職場復帰は歓迎できる出来事であり、前に進むことに注力できる」とコメントしている。

《森脇稔》

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