GMは9日、中国上海サーキットでキャデラック『CTS-V』を使った一大スタントショーを開催。会場に集まった約1万9000人の観衆が、その華麗なパフォーマンスに酔いしれた。
キャデラックCTS-Vは、2008年1月のデトロイトモーターショーで発表された『CTS』の最強グレード。シボレー『コルベットZR1』と基本を同じくする6.2リットルV8スーパーチャージャーを搭載。最大出力564ps/6100rpm、最大トルク76.1kgm/3800rpmという驚異的な性能を実現する。
足回りはブレンボ製ブレーキや「マグネティックライドコントロール」サスペンションを採用。ドイツ・ニュルブルクリンクで行ったテストでは、7分59秒32という量産4ドアセダン最速タイムを記録している。
9日のイベントは、キャデラックCTS-Vの中国発売を記念して行われたもので、「V-Day」と名づけられた。当日は、5月としては過去最高の気温30度の汗ばむ陽気の中、約1万9000人が上海サーキットに来場。米国ハリウッドをベースに活躍するスタント集団の超高度なテクニックを堪能した。
また、GMのテストドライバー、ジョン・ヘインリシー氏が、CTS-Vでタイムトライアルに挑戦。2分39秒80という上海サーキットの量産4ドアセダン最速タイムをマークしている。
スタント集団のアクロバティックなショーの模様は、動画共有サイトで見ることができる。