ボクスホールといえばオペルのOEMという印象が強いが、専用のフロントグリルなどが必要なことからイギリス・コベントリーにデザインスタジオを構えている。ここでボクスホール・ブランドの100周年を祝うコンセプトモデルとして開発されたのが『VXライトニング』だ。
ベースになっているのは2002年のデトロイトショーで公開されたコンセプトモデル、ポンティアック『ソルスティス』で、実際にはドイツのオペル・デザインセンターとイギリスのGMアドバンスデザインスタジオ、そしてボクスホールの共同作業で開発されている。全体の開発指揮はサイモン・コックス(GMアドバンススタジオ・ディレクター)と、マーチン・スミス(オペル・ボクスホールデザインセンターディレクター)。
ブランドの100周年を祝うと同時に、ボクスホールのブランド革新をデモンストレーションする意味もあるそうで、「ボクスホールが将来どう動くか、その方向性を示したものだ」とケビン・ウェール会長はコメントしている。また「VXライトニングは、初期には“真のブリティッシュ・スポーツカー・マニュファクチャラー”と呼ばれていたボクスホールのルーツへの回帰だ」とも説明している。