ITSビジネスの発掘を目的とした第10回ITS-PLAZAを、ITS Japanが7月10日に開催することを決定した。今回の発表会でのキーポイントはIT&ITビジネス。
インターネットITS市場の成長に欠かせないのが「車両情報」だ。車外情報の侵入でクルマが誤作動を起こさないため、ファイアウォールも必須となる。今のうちに車両情報の取り出し方などをメーカー間で共通にしておき、メーカー以外の企業が自由に使える情報と、そうでない情報を切り分ける工夫が必要。
村井教授によると、インターネットITSのキラーコンテンツの一つは「ストリーミング配信」という。ただ、このビジネスモデルの普及には、「定額料金を前提とした無線ネットワークの確立」(村井教授)が欠かせないという。村井教授は協議会講演のなかで「定額料金になれば必ず自動車は全部ネットワークでつながる」と強調した。
インターネットITS協議会は「2010年では遅い。2006年にビジネスを立ち上げる」(事務局)というのが目標。クルマの速度情報やワイパー動作情報を用いて道路状況を分析する「プローブカーシステム」などの実証実験を進める一方、「IPv6」を用いたプラットフォームを今年度中にまとめ、2006年にもビジネスモデルを立ち上げる方針。
04モデルでは2DINサイズのAVNタイプを6機種に拡大したホンダ車用の純正ディーラー装着ナビ、『Gathers』(ギャザズ)シリーズ。2DINモデルを一気に拡充した背景とは何なのだろうか。ホンダアクセスの商品企画部でギャザズシリーズを担当する沼田昌彦主任は「それはこれが純正品だからです」と強調する。
インターネットITS協議会は5日、都内のホテルで『第2回総会』及び『2002年度活動成果報告会』を開いた。この協議会は、ハードメーカーや通信キャリア、ソフトメーカーら112社が集まり、昨年10月に作られたもの。“ITSバブル”の反省に立ち、『ユーザーニーズをうまく反映し、色々な参加社が集まってITSビジネスを軌道に乗せる』のが目的だ。
阪神高速道路公団では、5カ所のPAにあるレストランで無線LANを用意し、ドライバーに無料でインターネットにアクセスできる環境を6月より提供できるようにした。無線LANが設置されるPAは朝潮橋(ネプチューン)、中島PA(プラージュ)、泉大津(上り)(シーガル)、泉大津(下り)(祭)、京橋(上り)(マリンスポット)。
クラリオンは5日、ハードディスクドライブ(HDD)を搭載したカーナビゲーションシステムを、今月から、ホンダにディーラーオプション用品として納入を開始する、と発表した。同社がHDDカーナビを、自動車メーカーにOEM(相手先ブランドによる生産)納入するのは初めて。
ホンダは、音声認識対応カーナビと携帯電話を使った双方向情報ネットワークサービス「インターナビ・プレミアムクラブ」の会員向け新サービスとして、24時間365日対応のロードアシスタンスサービス『QQコール』を6日から開始する。
マツダ『RX-8』上級仕様に標準設定される「BOSE(ボーズ)サウンドシステム+9スピーカー」は、RX-8専用に、マツダとボーズの技術者が車両設計段階から協力した。ボーズ・インターナショナルの宮島由布子さんは「スポーツカーの命題である軽量化を図りました」という。