国土交通省や鉄道各社局の発表によると、熊本地震による鉄道の運休距離は、4月18日の18時30分時点で558.5km(営業距離ベース)。鹿児島本線(熊本以北)などの再開により、全体では600kmを割り込んだ。
熊本地震の影響で運転を見合わせている熊本電気鉄道は4月17日、藤崎宮前(熊本市中央区)~北熊本(北区)~御代志(熊本県合志市)間の運行を18日の初発から再開すると発表した。18日は月曜日だが、日曜・祝日ダイヤでの運行になる。
工学院大学の曽根悟特任教授は、4月16日の同大学公開講座で、「日本には中速鉄道というカテゴリが存在しない。在来線では、京成スカイライナーの一部区間に160km/h運転が存在するだけ。低速か高速しかない、いびつな関係」と伝え、在来線の高速化について語った。
日本の鉄道の可能性や課題について学ぶ公開講座『鉄道イノベーション~もっと身近で便利な鉄道に~ 』が16日、工学院大学の新宿キャンパスで開催された。会場には募集予定の200人を大きく超え、300人近くの聴講者が参集。大盛況となった。
洲原~母野間の須原トンネル(岐阜県美濃市)で発生した脱線事故の影響で、一部区間の運行を見合わせている長良川鉄道は、4月18日から運行区間を美濃太田~美濃市間17.7kmに拡大する。これに伴い代行バスの運行区間も、美濃市~北濃間54.4kmに縮小する。
JR九州は4月17日、翌18日の運行計画(17日18時時点)を発表した。九州新幹線や熊本県内の在来線を中心に、引き続き運転を見合わせる。
国土地理院は4月17日、小型無人機(ドローン)で撮影した豊肥本線立野~赤水間の土砂崩れ現場の動画を公開した。
2016年末暫定開通をめざして整備がすすめられている東京環状2号 新橋―有明間。この区間の隅田川にかかる築地大橋は、仕上げ工事が行われている。地上からは、清澄通りと接続するスロープや、橋南側の遮音壁などが姿を見せはじめた(写真30枚)。
洲原(岐阜県美濃市)~母野(郡上市)間の須原トンネルで発生した脱線事故の影響で全線の運転を見合わせていた長良川鉄道は4月17日、美濃太田~関間のみ運行を再開した。
熊本県を中心とした地震の影響で、4月17日も熊本県や大分県を中心に一部の鉄道路線で運転の見合わせが続いている。