新型『マーチ』は、ルノーと共同で開発された「Bプラットフォーム」と呼ばれる新プラットフォームを使って作られた第一号車である。このプラットフォームは、今後登場する次期『キューブ』など、さまざまな車種に使われる、と発表されている。
26日の報道発表会の帰り道、取材班は銀座の町中を走る新型『マーチ』を目撃。発売は3月5日なのでメーカー関係者が運転しているのだろう。あるいは発表会後に展示車両を回送していたのかもしれない。
NKK(日本鋼管)は、自社で改造したDME(ジメチルエーテル)自動車が、国土交通大臣から試験自動車の認定を受けてナンバープレートを取得、27日から公道試験を開始すると発表した。
富士重工業は、今月12日にフルモデルチェンジして発売した『フォレスター』の受注台数が発売後2週間で、月販目標の3000台に達し、好調なスタートを切ったと発表した。
「安定感のある水平基調の下半分に、丸いルーフのキャビンが載っている」という新型『マーチ』のスタイリングは、「クラスレスのイメージ」と「今までにないオリジナリティ」を追求したもの。
82年に初代が登場し、92年に2代目、そしてまた約10年経って新型が発表された『マーチ』だが、今回発表された新型もその長いモデルサイクルを維持されるのか。第一プロダクトデザイン部の田井悟プロダクトチーフデザイナーは、そのこと自体はあまり意識しなかったという。
モーター式4WDの美点をおさらいすると、(イ)ワイヤーでつながっているためドライブシャフトが不要、(ロ)電気で駆動するため、駆動力が必要な、まさにその瞬間に駆動可能、つまり駆動のタイムロスがない、(ハ)駆動トルクの調整が自由自在、(ニ)メカニカルロスの低減、などが挙げられる。
新型『マーチ』の車内へのアクセスおよびエンジン始動は、インテリジェントキーによって行う。これはドアロック、アンロック、エンジンの始動および停止を一括してコントロールするというものだ。
新型『マーチ』のライバルはトヨタ『ヴィッツ』、ホンダ『フィット』、そして軽自動車との競合もあるのではないか。日産もこの4月から軽自動車『moco』を発売するというのに……。
新型『マーチ』のライバルといえば、当然ながらトヨタ『ヴィッツ』、ホンダ『フィット』だろう。しかし少子化傾向の続く今日、若者をメイン・ユーザーとするコンパクトカー・マーケットは今後、縮小傾向に向かうのではないだろうか?