新型『ミニ』のエンジンは1.6リットル4気筒SOHC「ペンタゴン」シリーズ。ベーシック・グレードの「ワン」とスポーティ・グレードの「クーパー」があるが、エンジンの違いはチューニングのみで、基本的なパーツ構成は同一だ。ホットモデルの「クーパーS」はスーパーチャージャー&インタークーラー付き。
新型『ミニ』の進化の恩恵は、いままでミニに乗りたいとは思っても、現実的問題によって購入をあきらめざるを得なかったすべてのユーザーが享受できる。
FF小型車というコンセプトを明確に打ち出したイギリスのベーシックカー、『ミニ』の初代モデルが、BMC(当時。のちローバー)の技術者、アレック・イニゴシスの手によって誕生したのが1959年。それから実に42年目の2001年にフルモデルチェンジされた2代目ミニが、ついに日本市場でもデビューした。
新型『ミニ』はBMWにとって、いろいろな意味で重要なモデルだ。BMWにとって最大のメリットは、これまでBMWがサポートできていなかったサブコンパクトクラスのユーザーの取り込みが可能になったことだ。
新型『ミニ』が初代モデルからもっとも大きく進化したのは、何といっても快適性だろう。最新のメカニズムになり、静粛性や乗り心地が向上したのはもちろんだが、ドライバーやパッセンジャーへの豊富なアメニティの提供も見逃せないところだ。
>新型『ミニ』は、そのデザインソースの多くを1959年に登場した初代ミニから受け継いでいる。ボディタイプは3ドアハッチバック1種のみ。衝突安全性や操縦安定性の確保のため、ボディサイズは初代よりふたまわりほど拡大されている。
かくも国際的な成り立ちの『ミニ』だが、ビー・エム・ダブリューの関昭雄ディレクターは「作りはもちろんBMWクオリティです」と胸を張る。
フォード『フォーカスSVTバージョン』が設定されるようだ。SVTというと流行のSUT(スポーツユーティリティトラック)を思わせる言葉だが、スペシャル・ビークル・チームのこと。フォードのエンジニアが作り上げた内部カスタムカーのようなもの。
BMWジャパンは、新型『ミニ』のトップモデルである『ミニ・クーパーS』の価格を発表した。価格は260万円。スーパーチャージャー付き1.6リットルエンジン、6MTが発売される。デリバリー開始は5月中旬の予定。
キャデラックのラインアップに、シボレー『サバーバン』兄弟車が加えられることになった。名前は『エスカレードESV』。サバーバンはアメリカでは人気のあるフルサイズSUVで、クルマの全長はエスカレードよりも長い。正式にキャデラックの一員として販売が始まるのは2003年になるという。