自動車メーカーの立場なし? 環境技術の開発で鉄鋼会社に負けるとは

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NKK(日本鋼管)は、自社で改造したDME(ジメチルエーテル)自動車が、国土交通大臣から試験自動車の認定を受けてナンバープレートを取得、27日から公道試験を開始すると発表した。

DMEは炭素同士の結合が無く、燃焼時に黒煙を発生しない物質で、軽油と同様にセタン価が高くディーゼル機関に適した燃料だ。NKKが開発したDME車は市販のディーゼルトラック(2トン車)を改造したもので、ディーゼルエンジン本体は改造せずに、燃料タンクにもLPG用をそのまま転用している。また、小型DME燃料供給装置を独自開発したもの装着している。同社のディーゼル13モードの試験の結果、黒煙、SOxの発生はゼロ、NOxもベース車よりも4割削減できたとしている。

NKKとしてはDME車より、それを動かす基となるDME燃料自体に興味がある。しかし、自動車メーカーが興味を示さないためDME車そのものを自社で開発。国内で初めて公道試験を行うことになった。

DME車は環境に優しいとして欧米では注目されている技術のひとつだが、日本の自動車メーカーにとっては開発する旨味が無かったことが無関心の原因か?

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《レスポンス編集部》

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