「これがカローラ?」 富士スピードウェイで開催された試乗会の会場に並ぶ新型『カローラ』のプロトタイプを見た瞬間、僕は思わず立ち止まってそうつぶやいてしまった。
「アクセル、ブレーキ、ステアリング、操作系の自然さは“ハイブリッドじゃない”みたい!!」
何でも発表は今月中旬ごろだとか。だからまだ、ハッチバックというのも仮称だし、基本的にプロトタイプだ。そんなクルマに乗せてもらった。仮の名前ながら、トヨタ『カローラハッチバック』という。
目線の高いコンバーチブル。それは『イヴォークコンバーチブル』の大きな特徴だ。2年前にこのクルマが登場した時、これはこれで有りだと感じた。そのイヴォークコンバーチブルにディーゼルエンジンが搭載された。
「リニアリティ満点の操作性は、いいクルマ造りの表れ。『戻しの制御』をエンジニアが口にするようになったのは、大きな進歩だ。CVTのダイレクト感と1.2リットルターボの組み合わせは『上手い!!』の一言」
6月26日に正式発表となる、トヨタの新型『カローラハッチバック』。そのプロトタイプに桂伸一氏が最速試乗。「クルマ本来の楽しさ」を追求したという新型は、どのような走りを見せるのか。
ジャガースポーツカーの系譜…と言っても今の世代にとってジャガーのスポーツカーは今回試乗した『Fタイプ』しか思い当たらないかもしれない。
コンパクトの定義に異変!!『ポロ』と言う名から想像する可愛いイメージは半減して、堂々のおとなのボディサイズと相変わらずの質感の高さ、路面をヒターッと捉える足回りの完成度に、もはやこのクラスの日本車は太刀打ちできない…のか!?
最新の『ベンテイガV8』を目のあたりにして、思わず広報氏に「ベンテイガ乗るのこれが初めてなんです」などと口走った。いやいやウソでしょう、ちょうど1年前に乗っているじゃないですか…。
『F-PACE』に対し全長(ー330mm)、全幅(ー35mm)、全高(ー15mm)がひと回り以上小さく、ホイールベースも195mm短い『E-PACE』。車重差は30kg(250psガソリン車)程度だが、走りっぷりは“軽快”なものだ。