チューニングというとスポーツ性を高めるのが基本になっていて、どうしても乗り心地や快適性は犠牲になるのがあたり前という印象が強かったが、無限はこの壁を破り、乗り心地重視のモデルを世に出した。
試乗する前に「ダイヤマークを散りばめました」と言われ、心構えはしていたつもりでも、車内に入ったとたん、とんでもないダイヤ攻撃にあって眩暈がしそうな『DS 7 クロスバック』 のインテリアである。
『ジムニーシエラ』は、ジムニーの各機構を活用しながら、オーバーフェンダーを装備し、トレッドを前後それぞれ40mm広げている。ホイールベースはジムニーと同じだ。
新しい『フォレスター』には、ハイブリッドモデルの「アドバンス」、それにオフロードを意識した「X-BREAK」、それに今回試乗した「プレミアム」の3モデルが存在する。
ここ最近のボルボ車は、どのモデルも登場段階から完成度の高さを実感させてくれる。モデルごとのコンセプト、立ち位置が明確で、ユーザーの期待どおり(またはそれ以上)の仕上がりぶりが即座に理解できる、そんな風なのである。
改良ディーゼルの低回転からの太いトルク特性が光る。乗り味上質な『CX-9』ゆずりのシャーシ特性は、3列シート故のホイールベースやボディパッケージの妙技。これはファミリー“セダン”として、ひとつの完成形である。多人数ファミリー、大物荷室を求めるムキにぴったり。
ダカールラリー17連覇などオフロード界で圧倒的な存在感を示し続けているKTM。その無敵のラリーマシンを祖に持つエンジンを1300ccまで拡大しつつ進化熟成を極めたのが通称「LC8」である。
3サイズ、全長4910×全幅1800×全高1455mmである。全幅1800mmというところがミソで、今となってはCセグメントのハッチバック車ですら、『クラウン』の全幅を超えるものがいくつもある。
モノコックではなく、ラダーフレームの上に車体を乗せる構造のクルマに久しぶりに乗ったが、悪路走破性を最優先した本格的四輪駆動車らしい、逞しく、かつ路面に対ししなやかに動くサスペンションの様子を伝える走り方であった。
スバル『WRX STI』TYPE RA-Rは、現行WRXのなかでもっともポテンシャルの高いモデル。先日発表されたばかりの同車をベースとしてSTIの各種パーツが満載された車両に試乗した。