警察庁は19日、お盆休み期間中(8月9日から18日)の10日間に全国で発生した交通事故の発生状況を発表した。死亡者数は213人で、昨年同期比で17人減(7.4%減)となり、1日あたりの平均死者数も21.3人に留まった。
19日午後、大阪府寝屋川市内の京阪電鉄・京阪本線香里園〜寝屋川市駅間の踏切で、横断を強行しようとしたクルマと通過中の特急電車が衝突し、電車が脱線するという事故が起きた。この事故でクルマが大破し、運転していた男性が死亡している。
19日未明、兵庫県姫路市内の市道で、パトカーの後部座席に乗っていた26歳の男性が窓から飛び降りた。男性は病院に収容されたが、頭などを強く打って間もなく死亡した。警察では男性が発作的に自殺したものとみて、動機などを調べている。
国土交通省・関東運輸局は19日、運転手が飲酒運転の現行犯で逮捕されたジェイアールバス関東・東京支店に対し、特別監査を行った。この運転手は18日早朝に同支店で出発前点呼を受けており、点呼がどのように行われたかなどを調べたものとみられる。
18日に起きたジェイアールバス関東・宇都宮支店所属の32歳運転手が飲酒運転の現行犯で逮捕された事件については、警察が「運転手が走行中に飲酒を行っていた」ということ示唆しているが、バスの構造が運転手の飲酒を助長した可能性もある。
静岡県警は19日、ジェイアールバス関東・宇都宮支店に所属する32歳の運転手が東名高速で路線高速バスを飲酒運転して現行犯逮捕された問題で、乗客の大半が「飲酒運転していることには気がつかなかった」と答えていたことを明らかにした。
日本自動車輸入組合が発表した7月の輸入中古車登録台数は、前年同期比1.9%増の5万2455台となり、8カ月連続で前年を上回った。メルセデスベンツの販売が好調に推移したのが主因だ。
ジェイアールバス関東の運転手が起こした飲酒運転事件に対し、運輸業界を所管する国土交通省は「いったい、業界はどうなっているのか」(自動車交通局)と嘆きとも怒りともとれる思いでいる。
日本自動車販売協会連合会が発表した7月の中古車登録台数によると、合計で45万6933台で、前年同月比1.2%減となり、2カ月ぶりにマイナスとなった。
ボルボ・カー・コーポレーションは、2003ボルボ環境賞を発表、貧困低減に貢献した2人の活動家に授与すると発表した。インドのマダブ・ガドギル氏とバングラディッシュのムハマド・ユヌス氏で、それぞれ独自の領域で、人類の貧困・発展と環境の関係を理解し、変えていくための新しい手法を例示した。