いすゞ『フォワード』拡充、特装系車型を追加…車輪脱落予兆検知、住友ゴムの技術採用

いすゞフォワード(2WG-FVZ90U4型)
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いすゞ自動車は10月22日、中型トラック『フォワード』に全輪駆動車や消防車向けシャシなどを追加し、販売を開始した。安全装備も拡充し、車両総重量(GVW)14.5t以上の全車に車輪脱落予兆検知システムを標準装備する。

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追加したのは、4HK1エンジンを搭載するGVW14.5~20tクラスの特装系車型だ。GVW14.5tクラスに全輪駆動車、GVW16tクラスに消防車向けシャシ、GVW20tクラスにミキサー車向けシャシを設定し、用途に応じた選択肢を広げた。

車輪脱落予兆検知システムは、大型トラック『ギガ』に採用している装備をフォワードに展開したもの。新たな車型に加え、既存車型も含むGVW14.5t以上の全車が対象となる。後軸タイヤを検知対象とし、ホイールナットの緩みに伴う異常を捉え、車輪脱落の予兆段階で警告表示とブザーによりドライバーに注意を促す。

このシステムには、住友ゴム工業の独自技術「センシングコア」を採用した。センシングコアは、タイヤ空気圧低下警報装置「DWS」で培った知見を基盤とするソフトウェア技術だ。タイヤの回転から得られる車輪速データと、車両内のCANデータ(車両制御情報)を解析する。フォワードには、その機能の1つである車輪脱落予兆検知が採用された。

住友ゴム工業によると、ドライバーが走行中にホイールナットの緩みに気づくことは難しい。日常点検や増し締めなどの基本的な点検・整備に加え、走行中の異常の兆候を早期に検知することで、車輪脱落事故の未然防止につなげる。

フォワードシリーズ全体の国内目標販売台数は年間1万8000台。

《高木啓》

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