ドイツの総合化学会社BASFは、高機能樹脂「Ultrason(ウルトラゾーン)」の用途範囲を拡大し、AIを活用したデータセンター、高速光通信接続、eモビリティに使用される電気・電子(E&E)部品の開発支援を強化すると発表した。
Ultrasonはポリアリールエーテルスルホン(PAES)をベースとした材料群で、Ultrason E(PESU)、Ultrason S(PSU)、Ultrason P(PPSU)の3種類がある。いずれも透明な熱可塑性樹脂であり、幅広い温度範囲での高い耐熱性、良好な電気絶縁性、優れた寸法安定性、固有の難燃性、卓越した耐薬品性を兼ね備えている。
AIやクラウドコンピューティング、高速接続の普及に伴い、電子部品の小型化・集積化が進み、熱的・機械的・電気的なストレスへの対応が求められている。Ultrasonはこうした要求に応え、機器の信頼性向上、熱管理の改善、エネルギー効率の向上、耐用年数の延長を実現する。また、ポリエーテルイミド(PEI)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリアミドイミド(PAI)に代わる選択肢としても注目されている。



