パナソニック、産業用から配送ロボットまで9つのソリューション提案…2025 国際ロボット展

パナソニックグループのブースイメージ
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パナソニックグループは、12月3日から12月6日まで東京ビッグサイトで開催される「2025国際ロボット展」に出展すると発表した。

国際ロボット展は2年に1度の開催で、今回が26回目。国内外のロボットメーカーおよび関連企業が参加する世界最大規模のロボットの一大イベントとなっている。

パナソニックグループは「物と心が共に豊かな理想の社会」の実現を目指し、事業活動や技術開発に取り組んでいる。今回のブース展示では2023年に続き、「Augment Possibility with Robotics(制約を超え、くらしを広げる)」をキャッチフレーズとして、ロボットやロボット技術があるからこそ実現できるより便利な世の中やより豊かな世界を目指した取り組みを紹介する。

ロボット制御プラットフォーム「Robo Sync」は、同一ソフトで異なるアームやハンドを制御するRobo Syncと、ソリューションの導入支援をするロボット導入プランナーにより、現場の作業効率の向上を実現する。

産業・協働ロボット用インパクトレンチ「ロボテックインパクト」は、M8からM10のボルト締めを実現し、締付データを記録可能。低反力・オイルレス設計で、ボルト締め工程の自動化をサポートする。

搬送ロボット向けフリートマネージメントシステムは、多種多様なロボットの相互連携を可能にし、搬送業務をシームレスに統合する、未来型搬送ロボットインフラの中核システムを提案する。

ロボットの安全評価・性能評価ソリューションは、リスクアセスメントや性能評価サービスで、ロボット導入時の安全性や賢さを定量的に見える化する。

思わず笑顔になるロボット「NICOBO」も展示する。ニコボは「永遠の2歳児」。のんびりとしたマイペースな性格で、人との間に心地よい距離感を保ちながら寄り添う。クスッと笑う瞬間が増えて、暮らしにゆとりをくれるロボットだ。

自律移動ロボット向けキーソフトウェア&デバイスは、高精度なナビゲーションソフト、無線非常停止デバイス、簡単に使えるマッピングデバイスを提案し、豊富な導入実績や手厚いサポートで現場の自律移動を加速する。

ロボットサービスプラットフォーム「X-Area」は、多様なロボットの運用を、低遅延で途切れの無い映像伝送と、AIによる効率的な複数台遠隔監視、サイバーセキュリティを強化した安全な遠隔操作で支援する。安心して、遠隔からでもロボットを使いこなせる、現場作業のリモートワーク化を実現する。

屋外雨天対応自動配送ロボット「ハコボ」は、ロボットデリバリー協会の適合審査に合格しているため公道走行が可能で、屋外・雨天にも対応している。狭い通路もスムーズに走行し、荷室は自在にカスタマイズできる。ラストワンマイル配送の課題解決を目指す自動配送ロボットだ。

ひととひととのつながりを支援するコミュニケーションロボットも紹介。非言語表現を用いた双方向コミュニケーションを通して、離れていても日常的に「ここちよく」相手と繋がり続けられる体験を提供するロボットだ。

2025国際ロボット展は12月3日から6日まで東京ビッグサイトで開催される。会場時間は10時から17時まで。入場料は1000円だが、入場登録者および招待状持参者、中学生以下は無料。パナソニックブースは東7ホール ブース番号E7-34だ。

《森脇稔》

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