タイムラボは11月26日、ECUとの間で資本業務提携を締結し、ECUが実施した第三者割当増資を引き受け、出資を完了したと発表した。
両社はこれまで、大手学習塾や大手自動車メーカーをはじめとする複数プロジェクトで協働し、体験設計から基盤開発まで一気通貫したソフトウェア開発支援を行ってきた。
デザインドリブンなソフトウェア開発を強みとするタイムラボと、API設計・LLM活用・BaaS開発などバックエンド領域に精通したECUは、両社の補完性の高さから、より強固なパートナーシップが必要であると判断し、本資本業務提携に至った。
今後両社は「ヘッドレスカレンダー」をはじめとする新技術の共同開発や、生成AIの開発、API開発の連携により、シームレスな開発体験の提供と企業DXの実現を目指す。
本提携により、タイムラボの体験設計力とECUのバックエンド技術を組み合わせ、企業のソフトウェア開発をより高度に支援していく。タイムラボが提供するカレンダーアプリ「Lynx」では、ECUのAPI設計・基盤開発の知見を活用し、将来的に他サービスへ柔軟に組み込める「ヘッドレスカレンダー」構想を共同で進める。
また、ECUは、API開発の延長として、MCP(Model Context Protocol)Serverの開発やOpenAI Apps SDKへの技術提供を進めており、こうした最新のバックエンド技術を「Lynx」に活かすとともに、両社が取り組むソフトウェアの開発支援領域にも横展開していく。
タイムラボは、「世界の時間ロスをなくす。」というミッションの実現に向けて、最新技術の活用とソフトウェア開発を通じた価値創造に挑戦していく。
「Lynx」は、仕事・プライベート・副業など複数のカレンダーをまとめて自動同期できるカレンダーアプリ。Googleカレンダーやマイクロソフトカレンダーと連携し、どのカレンダーでも同じ予定が見られるように統一する。同期元の予定内容は同期先には表示されないため、別の会社や組織との共有も安心だ。



