NEXCO西日本グループと岡山県真庭市は、12月1日から米子自動車道の蒜山高原SA下り線(鳥取方面)で、真庭市の現地決済型ふるさと納税サービスを開始すると発表した。
中国地区のSA・PAでは、今年7月の蒜山高原SA上り線に続き2カ所目となる。
このサービスは、真庭市のデジタル地域通貨アプリ「まにあぷり」を活用したもの。利用者はアプリをインストールし、デジタル地域通貨「まにこいん」を使って真庭市にふるさと納税を行うことで、返礼品として「まにこいんふるさとポイント」をその場で受け取ることができる。
寄付金額は3000円から5万円まで5段階で、それぞれ900ポイントから1万5000ポイントが付与される。受け取ったポイントは、蒜山高原SA下り線を含む対象店舗で1ポイント1円分として利用可能だ。有効期限は発行から3年後の月末となる。
SA内では、ショッピングコーナーとカフェコーナーで利用でき、蒜山酪農協同組合のヨーグルトや牛乳などの乳製品、チョコレートなど地場産品の購入に充てられる。ただし、スナックコーナー・フードコート、レストランでは利用できない。
一般的なふるさと納税と異なり、返礼品が宅配便で届くのを待つ必要がなく、梱包材も不要なため環境に優しい仕組みとなっている。寄付は24時間可能で、クレジットカードまたは「まにこいん」残高で支払える。
NEXCO西日本グループと真庭市は、SAで販売している地場産品をふるさと納税で受け取ることで、地域振興・地域共創につながるとして、この取り組みを実現した。



